今のテレビに興味が持てない | hello-candy-candyのおかりなブログ

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ひねもす土の音(オカリナ)の響きに興をもよおせど、しばし徒然なるままに由無し事を綴りけるなり。

私は子供時代に我が家にテレビが届いたテレビ第一世代だ。電気屋さんが、テレビを我が家へ持ってきて設置し、操作の説明をしてくれた。初めて受像機に映った映像は、金語楼だった。弾よりも早いスーパーマン、腰にぶら下げたライフルを抜くが早いか悪人を撃ち倒した無敵のライフルマン、賢くて健気な名犬ラッシーなどが今でも脳裏に焼き付いている。

 

1日1曲ずつオカリナを演奏しています。

今日の曲は「神田川」です。

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  制作費をケチった番組が多すぎる

 

 最近のテレビ番組は、つまらないものが多い。夜のメインにドラマが少なくなり、代わりに芸人が大勢登場するバラエティ番組や動物を中心とした番組、旅する番組やクイズ番組が増えた。

 逆に少なくなったのが青春ドラマ、熱血ドラマ、お茶の間ファミリードラマ、歌番組などだ。ドラマや歌番組は、俳優や歌手の出演料、セット製作やロケなどで製作費がかかる。費用がかかる割に、最近はスポンサー料も当てにできない。若者たちはほとんどゲームやユーチューブばかりで、テレビを見なくなった。これではイタチごっこだ。外注化で安く制作できる、ローカル取材番組が多くなるはずだ。

 

  テレビが娯楽の筆頭ではなくなった

 

 以前のように、日本人の多数が、同じような興味や嗜好を持つということがなくなった。若者と親世代間で嗜好が違うし、所得格差が広がってきたので、若者同士の間や親世代同士の間でも同じドラマに共感する感覚が無くなった。

 今は一家に複数台のテレビがあるというのは普通だ。だから以前のように、リビングに集まって同じ番組を見るということも無くなった。家族でもそれぞれの嗜好を優先するということが、当たり前になったせいか、共に時間を過ごすということが無くなり、家族がばらばらで何を考えているのかすら全く分からなくなった。

 

  家族を結びつけるものがない

 

 そういえば、近所のうわさを聞いても引きこもっている若者が多くなった。岸田首相に爆弾を投げつけた木村隆二被告のような、何を考えているのか家族も分からないという、おかしな人間もますます多くなる。

 かつての自分たちの時代とは明らかに違う価値観の日本社会を目の前にして、これが縣命に追い求めてきた幸せだったのだろうかと考えると、虚しさを感じるこの頃だ。長生きすることが幸せなのかとふと思うこの頃だ。


▼Myオカリナ演奏

ダウンダウンダウンダウンダウン

神田川  (かぐや姫)

 

 スキーへ行く夜行バスの中などで、この歌をよく歌った。まだカラオケのないアカペラだったので、歌の上手下手がはっきりした。私は割と上手な方だった・・・と思う。