4月末のSTY→川の道520kmの連戦を控え、1週間前に203㎞の小江戸大江戸を走ってそのダメージがどれくらい回復しているかを計る意味もありました。
◆スタート前


気温は低くなく、風がなければウィンドブレーカーを着ていなくても平気なほど。
予想されていたほど天気が良くならずお昼の気温もそこまで上がらない様子だった。
前日から久々に実家に帰省して、朝はご飯と干物、味噌汁、おひたしを食べ程よい満腹感でスタートに備えられた。両親にスタートまで送ってもらい松崎港に5時前後に到着。
トイレ(小)を済ませてスタート位置へ15分前には並ぶ。
徐々に空が明るくなってきて、鏑木さんのスピーチなどを聞きそろそろスタートとなった。
◆スタート
数日前まで感じていた足の痛みは無く良いペースで走れる、他のレース同様道が狭くなってしまう山道の入り口で渋滞することを考えて序盤から気持ちのいいペースで走る。
500mlペットボトルの給水のみ受けられるW1宝蔵院に到着1㎞毎に距離表示がされていて自分のいる位置が把握しやすい。
W1 宝蔵院 1:07:08

ここから長い林道を走る、石が転がっていて足を捻ったりしないようにしながら走る、太ももの付け根に痛みを感じてきて少々の登り坂でも足が重い感覚がある。20㎞の距離表示を過ぎたころから足が錆びついているような感覚があり思うように動かせない。


A1 黄金橋 3:03:25

長く続く林道を走り到着、道明寺と桜餅をいただきハイドレーションにアミノバリューを入れてもらう。早くも足の付け根の痛みから足を上げることに抵抗を感じ始め序盤なのであまり無理せず歩きを多めに取り入れることにする。奥武蔵ウルトラを思い出すようなコースで路面こそアスファルトではないが全て走れそうな勾配の林道が続いた。


長く続く林道区間を終えると本格的なトレイルコースへと続く細い山道が現れる、二本杉峠へ続く山道だそうで、ここもそれほど荒れてはいない。コース整備のために多くの人が道を作ってくれたことを想像しながら進んだ。




この登りを終えるとコース最高点の猫越岳(ねっこだけ)に辿りつく、トップランナーなら全て走ってしまいそうな登りを終えて私でも走れるトレイルが数キロ、そこから一気に下ると視界が開けてきて背の低い熊笹が多く群生している仁科峠に近づいてきた。




A2 仁科峠 5:47:27

高い木が生えていない場所が広がっているので風が強く吹き抜ける、エイドとなっていた駐車場も同様に風が強く吹いていてスタッフの皆様方もとても大変そう、知り合いのMさんが応援に駆け付けてくれていてカステラ2個とグレープフルーツを頂いた。エイドでは温かいうどんがあったそうだが、元気になった勢いでハイドレーションに少々補給して12㎞ほど先のA3目指して頑張ることにする。
風の強い中ランナーのために待っていてくれて、応援に遠くから駆け付けてくれて感動的でした、本当にありがとうございましたm(__)m


仁科峠から達磨山に続く稜線は背の低い熊笹のみが群生している見晴らしの良い絶景トレイル(本来は)、この日はあいにくの曇天で富士山も眺められず、下にあるはずの駿河湾も相模灘も見渡せなかった、風は強く、風速20m/h近く吹き付けていたそうで立っていると体がぐらつくことが多かった。そうはいっても向かい風ではないので前へ進むことに危険はない。それよりも西伊豆スカイライン沿いの路肩を走っているときに暴走していた走り屋の車に危険を感じた。

この稜線トレイルはIZU TRAIL JOURNEYの目玉と言っていい特別な場所だと思う、実際プロモーションにはこの風景が多く使用されていた。いくつかのトレイルレースに出てきたけどここまで視界が開ける場所も少ない、遠くに富士山を眺めながらここを走れたらどんなに気持ちが良い事か、レースではなく個人的にそれを味わいにここに来るのもいいかもしれない。
強風が横から吹き付ける中、同じペースのランナーと話しながら達磨山へ向かった。楽しい人で他のレースのことや次のエイドで食べられる物のこと、ゴール後にシシ汁が待っていることなど強風に負けず大声でいろいろ話しながら、道路の路肩をだらだらと登って土肥駐車場に辿りつく。


A3 土肥駐車場 8:02:56

絶景スポットになるであろう開けた場所、ゆえに風も強く吹き付ける。
スタッフの皆様は厚着しているとはいえ、ずっと風に吹き続けられていたら具合が悪くなってしまいそう。先ほどうどんを食べなかったので温かいポタージュスープを3杯いただき、キットカット3つバナナ2片、給水を終えてラストの山、達磨山を目指す。


待ちに待った達磨山を通過、相変わらずの強風だったが足取り軽く下り階段へ向かう、高低表ではA3を出て少し上った後、達磨山を終えると下りばかり10数キロ続く感じで書かれていたが実際は少しアップダウンがあって疲れた足では全て楽に走れる、という感じではなかった。木段や階段、固い舗装路の下り坂が多く膝が痛くなりやすいランナーはここからはかなり苦労したかもしれない。

上り返す舗装路でザックに入れておいたRedBullを開け一気に飲み干して残りの道を頑張ろうと仕切り直しする。足の付け根は相変わらずの痛みだったがロキソニンを飲まずに済みそうで、下り坂ばかりなら膝を持ち上げる動きが少ないのでなんとかなりそうだった。

ゴルフ場の脇を通る遊歩道のような整備された道は綺麗で右手には富士山の下のほうだけ雲の隙間から顔を出していた。ラストだということで元気が出た何人かのランナーが良いペースで追い越していく。私が追いつくランナーには「もう少しで終わりですね~」と声を掛けながら最後の坂を楽しんだ。






遊歩道ランニングを終えて舗装路区間へ、温泉街へと下りるコンクリートの道の脇の民家からお婆さんが声援をくれる、元気に応えてお礼を言って下りきった。あと少しだと告げるスタッフさんに挨拶しながら最後の石畳の道路へ出ると商店街の方々が手を叩いて迎えてくれた。同様に既に走り終えたランナーからも祝福を受ける。応援してくれていた方々にハイタッチしながら走り、ゴール前でゴールゲートを撮影した後ゴール。

フィニッシュ 10:23:09

◆ゴール後
ゴール地点で待っていてくれた両親に感想を言いながら、今回一緒に実家に泊まってもらって参加した先にゴールしているはずのイッシーさんを探す。
少し前にゴールしたと両親から聞き荷物置き場に小走りで向かうと、歩道を鏑木さんが完走後に配られるシシ汁を食べながら歩いている、声を掛けるとモグモグ食べながら返してくれた。

大きな荷物を背負ってイッシーさんが前から歩いてきてハイタッチを交わす、お互い体調が万全ではなかったが完走できて良かった。この後温泉に向かったが200番を越える順位でゴールしたせいもあって温泉の建物の外まで列が出来ていて何時間かかるか分からないので両親に近場の日帰り温泉施設に送ってもらい汗を流した。
今回は初めてのコースでタイム設定などは全く無くトレイルコースを楽しんで完走することを念頭に置いて頑張った。実家の両親に多大なる迷惑をかけてお世話になったので次回開催されることになったら宿泊施設を利用しての参加も検討しておこうと思う。
来月に迫ったSTY→川の道への良い練習になった、セルフマネジメント能力、特にテーピング技術と足の耐久力を引き上げなければ完走は難しいと実感した。