休息ラボのメニューに、
インナーヘルスチェックなるものがあります。
血管や臓器のコンディション他
目に見えないものが、可視化できる優秀なツールですが、
ストレスケアカウンセラーとしては、
自律神経バランスをよく見ます。
自律神経が乱れているっぽい…
インナーヘルスチェックをした方にも伝えるのだけど、
より適切な理解のために今一度整理。
わたしたちの神経系には大きく2つの神経があります。
【末梢神経】:中枢神経系から出て細かく枝分かれしている神経
後者の【末梢神経】は、自律神経を含む次の2つに分けられます。
そして自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2つで成り立ち
それぞれの特徴は次のとおり。
「交感神経」
- 朝から日中、目覚めているとき、興奮しているとき優位になる神経
- 血管の収縮
- 血圧や心拍数の上昇
- 胃腸の活動量は低下
- 緊張モード
「副交感神経」
- 夕方から夜中、眠っているとき、くつろいでいるとき優位になる神経
- 血管の拡張
- 血圧や心拍数の下降
- 胃腸運動の促進(食事モード)
- リラックスモード
自律神経が乱れるってどういうこと?
交感神経と副交感神経は、
通常であれば日内変動(体内時計にコントロールされた生体リズムが1日の中で変わり動くこと)に沿い、
交替で活動します。
われわれの意志とは関係なく、心身を一定のコンディションに保ってくれるのです。
しかし、現代人は、交感神経にバランスが傾いているケースが多いといわれています。
原因となっているのは覚醒や緊張をもたらす次の要素 ↓↓↓
- 夜でも照明で明るい街や住まい
- 仕事に追われるストレスの多い日々
- 情報過多がもたらす持続的な緊張
- パソコンやスマートフォンのまぶしい画面
こうして交感神経へとバランスが傾いているのが、
「自律神経が乱れている状態」。
交感神経が優位になりつづけると、高血圧や内臓機能の低下、不眠などが引き起こされ、
心の状態まで悪くしてしまいます。
勉強や仕事に差し障りが出るのも当然ですよね。
したがって、自律神経が乱れること、整うことを、簡単に説明するとこうなります。
- 「自律神経が乱れる」:交感神経にバランスが傾く
- 「自律神経を整える」:バランスを真ん中に戻す
