【権威編】最近の政局●自民党総裁選●立憲民主党に政権交代? | 国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

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イメージ刷新へ若手擁立論 自民総裁選、小林鷹之氏らの名(時事通信) - Yahoo!ニュ

小林氏は2日、経団連の会員向けの会合で経済安保をテーマに講演。関係者によると、会場はほぼ満員で、関心の高さをうかがわせた。小林氏本人は1日発売の月刊誌のインタビューで「時が来たらチャレンジしたい」と将来の総裁選出馬に意欲を示した。自民ベテランは「資質があり、若手らの期待も高い」と「一推し」する。

 

 

まず彼は、今回の政治資金規正法改正の自民案について異議を唱えただろうか。

 

自民党の若手がみな党幹部の言いなりになっているが、その中の一人にすぎないということはないか?

 

刷新になるような空気が1993年にはあったが、今はない。

 

すでに立憲民主党は政権交代の準備を進めているという。世論調査でも比例代表での投票先が自由民主党を2ポイント上回ったそうで。

 

 

衆院選比例代表の投票先、立民がトップ 自民の苦境を反映 ...

共同通信社が29、30両日に実施した東京都知事選の電話調査で、次期衆院選の比例代表投票先を聞いたところ、18%が立憲民主党と回答し、自民党の16%を上回り、トップとなった。普段の支持政党は自民が25%で、12%の立民をリードしたが、比例投票先では立民が逆転した。自民の派閥パーティー収入不記載事件に対する厳しい批判が背景にあるとみられ、自民が苦境に立たされている現状が改めて映し出された形だ。

 

一方で、民主党の伝統芸である内ゲバも発生中。

 

 

政権交代の機運高まる立憲民主党で内ゲバ発生の懸念 野田元首相、枝野氏ら旧世代の大物議員たちがにわかに野心 ...

 

我が国はこれまで二度、自民党を下野させたことがあるが、その二度とも内紛により短期間で終わっている。

 

まず一度目は細川護熙内閣による非自民連立政権だ。これは、連立与党代表者会議というものが主導権を握り、連立与党の各党党首は内閣に閣僚として入閣しているので、国会では身動きが取れず、各党のナンバーツーたる社会党書記長、新生党代表幹事、公明党書記長、日本新党代表幹事、民社党書記長、さきがけ代表幹事、社民連書記長と集まるのだが、そのうち小沢一郎新生党代表幹事と市川雄一公明党書記長が、与党第一党の社会党を差し置いて、また保守系新党のリベラル勢力も軽視して、一方的に政治運営を進めた。

 

その結果、細川政権は終わり、羽田政権となるが、社会党は連立政権を離脱、さきがけは閣外協力に転じた。その後、自民党が社会党とさきがけを抱き込んで、自民党の政権復活を許したのである。

 

二度目は民主党政権の時だ。まず鳩山由紀夫内閣で社民党が連立離脱、菅直人内閣で民主党は「消費税は上げない」「TPPは参加しない」など、他にもいろいろな公約をすべて覆した結果、党内から反乱者が出た。マニフェストという言葉はこの頃に死んだ。

 

自民党を上回る国民裏切り能力を発揮してくれた。最終的には、野田佳彦内閣の末期、ついに衆議院では民主党は過半数を割り、ほとんどの民主党公認当選者たちは新党をつくるなり、無所属になるなりで出て行った。悪夢の民主党と呼ばれる所以である。その本流こそが今の立憲民主党だ。だからまた同じことをやらかそうとしている。

自民党は確かに腐敗しているが、ここで立憲民主党に政権を渡すのがいいのかどうかは今一度考える必要がある。

 

福島県の代議士で言うと、この郡山を地盤とした増子輝彦元参議院議員は、確かに保守二大政党ができる皮切りとして自民党を離党したに思うが、最終的には復党して引退した。

 

わが国での保守二大政党というのはなかなか実現せず、結局のところは自民・社会の55年体制と同じく、今や自民・立憲の新たな55年体制をやっているにすぎない。