【忠誠編】石破茂氏の秋田講演で感じた「上司の叱りによる部下の委縮」 | 国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

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自民 石破元幹事長 秋田で講演 総裁選への対応について述べる | NHK

2024年6月23日 20時19分

自民党の石破元幹事長は、ことし秋までに行われる党の総裁選への対応をめぐり、「きたるべき時に、この国をどうするのか、きちんと話ができるようにしておかなければ『総裁選挙に出る』というのは国民に対して失礼だ」と述べました。

自民党の石破元幹事長は秋田市で講演し、岸田総理大臣の政権運営に対し党内の一部から批判的な意見が出ていることを念頭に、「岸田総理を見ていると、すごい激務だ。悪口を言うのは簡単かもしれないが、党が、いかに総理大臣の負担を減らすかも一生懸命考えなければならない」と指摘しました。

そして、質疑で出席者から、ことし秋までに行われる党の総裁選への対応を問われ、「東京都知事選や都議会議員補欠選挙は、わが党も命運をかける選挙であり、そういう時に『俺が、俺が』とか『お前は辞めろ』とか言うのはよいことだとは思わない」と述べました。

そのうえで、「きたるべき時に、この国をどうするのか、きちんと話ができ、どの方面から質問されても答えられるようにしておかなければ『総裁選挙に出る』というのは、国民に対して失礼なことになる」と述べました。

 

 

秋田で講演した石破氏の内容には、岸田総裁に対する配慮が見られる。一国の総理大臣であるからぼろくそには言えないという気持ちと、党内のトップであるから贔屓するというのもある。これは野党においても同様だ。

 

だが、昨日だったか、社内でこういう演説をした。上司が部下にミスを徹底的にたたくようなことばかりしていると、部下は怒られることを恐れて、またストレスを避けるために、自分のなしたミス、あるいは嫌な報告を上司に上げてこなくなる。

 

そうすると上司は情報不足に陥るし、会社全体としても、情報の共有がなくなり、あるいはミスを今後起こさないための対策を練ることもなくなっていき、最終的には誰も得をしないということである。

 

そうならないためには、日ごろからやたらに人を非難しないことだと。そして嫌な報告やミスというのは素直に報告することがもっとも自分が楽になることだと。

 

そういう意見を述べたところ、若手には支持されるのだが、上司の側に立つベテランはあまり納得しない。

 

政治に当てはめてみれば、ああだこうだと国民が政治家を叩くと、悪しき政治家は委縮していき正直に報告しなくなり、嘘ばかりつくようになる。その結果、真実は解明されなくなるのである。

 

国民主権であるから国民は上司とも言える。その上司があまりにも叱り方がドきついと、政治家はどんどん悪くなるものではないかと。石破氏の岸田首相をやや庇うような言い方を聞いていて思い出した。