経済政策は素直な心で考えると良いと、このコラムにはある。
その第一はマイナス利子なんて、預金したらお金が減るなんてのは素直に考えておかしいと言うものである。
その第二はヘリマネはおかしいと。お金をいくらでもばら撒けばいいなんて、そんなうまい話はないと言うものである。
第三は、消費増税延期は子孫に負担を増やすというものである。
いったい素直とはなんなのか。
人間の勝手な判断、権力に都合のいい判断のことではなかろうか。
まず、マイナス利子について。
自然界のモノはみな腐って消滅してしてしまうのに、貨幣の世界は勝手に増えていく。貨幣はモノと交換するのだから、これは素直に考えておかしい。
次にヘリコプターマネーについて。
自然界の太陽、空気、土は人々に無償で提供されている。だから当然である。
最後の消費増税延期を危険視する考えは完全に財務省の吹き込み通りの答えである。特別会計に膨大な資産があることに触れられていない。
このように考えると、自然界の法則に反することに対して、素直におかしいと感じてしまうのが現代経済の常識となっている。