【自由編】東北比例区の津島淳議員が岸田総裁の欠席を批判●内閣不信任は否決 | 国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

世の中に必要なものは必要になります。
例え、今は笑われてもです。
限界が来るものについては、捨てなければ生きていけないからです。

衆議院本会議の直前に、各党は各党で代議士会というのを開く。本会議にあたって採決をどのようにするか、記名投票ではどのように書くかなど注意事項が述べられたりする。そこで本日の衆議院本会議は、野党・立憲民主党が提出した内閣不信任案の審議であった事前の代議士会となった。

 

そこで、旧青森1区を地元とし、今は東北比例区選出の津島淳代議士より発言があった。

 

 

 

 

自民党・津島淳氏が岸田文雄首相の党代議士会欠席批判 改正政治資金規正法巡り「釈

規正法改正を巡っては、公明党や日本維新の会の修正要求を首相がほぼ「丸のみ」した経緯があり、求心力の低下が顕在化した形だ。

津島氏は茂木派に所属。代議士会で役職者以外が発言するのは異例だ。発言後、場内は騒然とし「政権末期だ」との声が漏れた。

会合後、津島氏は記者団に、国会が事実上閉幕する21日に首相から自民議員に説明する機会を設ける必要があると主張した。「リーダーとして思いを吐露する場面があってしかるべきだ」と重ねて訴えた。〔共同〕

 

つまり、今回の内閣不信任案においては、岸田文雄総裁のほうから是非反対するようにご協力いただきたいくらいのお願いがあってもいいのではないかという不満だ。通常、与党が内閣不信任案に賛成するわけはないので、いちいちあいさつに来なくてもいいと思っている傲慢さがそこにはあると思う。いつもの内閣不信任案と違って、与党内には岸田首相を信任できないのにやむを得ず協力している議員も多々あるわけで、その辺についての配慮がないじゃないかという、ずっと我慢していたことを発言したのだろう。

自民党の地方都道府県連でも、自民党政治家の後援会でも、自民党地方議員においても、みな岸田内閣を信任していない発言が相次いでいる。野党にいさめられる前に、早く退陣せねばさらなる地獄を見ることになるだろう。これは国民にとっても同じことだ。

 

今は、立憲民主党がうなぎ登りの人気回復をややしているが、このままいけば政権交代につながる。問題はその後だ。一時の情熱なる気分で投票したために、自民党政権よりもさらに悪化するということは国政においてはこれまで何度も生じてきたことだ。今、国民は自民党に裏切られているが、そのうち立憲民主党にも裏切られることに必ずなるだろう。そうならないために、政治を考えていく必要がある。

 

そして本日の衆議院本会議は、緊急上程で、

●岸田内閣不信任決議案(213国会決5)

の趣旨説明が泉健太立憲民主党代表よりなされ、自由民主党の西銘恒三郎議員が反対討論、立民の長妻昭議員が賛成討論、公明党の輿水恵一議員が反対討論、日本維新の会の斎藤アレックス議員・日本共産党の宮本徹議員、国民民主党の長友慎治議員が賛成討論をした。自民・公明による反対討論は極めて説得力がなかった。


ただし、立憲に完全に勝利の旗が上がるかとも思えない。


自民党の細田憲一議員は、長妻昭議員の賛成討論中に、

「日本酒はいいのか!」とのヤジを飛ばしたが、この時ばかりは許せなかったのか。長妻昭議員は額賀議長に対して粛清させるよう求めていた。


言われてよっぽどイヤだったんだろうと思われる。


細田議員も564万円[殺し蔓延]分の不記載があったということで、どっちもどっち。目くそ鼻くそ。


自民党に反省の色がないのはわかるが、民主党とてあの政権時代のことについて何の反省もせずにしらっと自民党批判に燃えている。要はどこもかしこも筋が通っていない。


●立憲民主党の内閣不信任案提案理由及び賛成討論

【衆院本会議】「今だけ、カネだけ、自分だけ」の自民党政治を終わらせる岸田政権不信任決議案

 

採決は記名投票によってなされ、

賛成167、反対288の総数455で、賛成少数により否決された。

 

なお定数は465であり、補欠選挙は4月に行われたために欠員は0である。

したがって10足りないが、1は議長であるので9人が欠席していることになる。おそらくは以下の5名は欠席のように思われる。

〇秋本真利(無所属)議員

自由民主党に所属していたが、日本風力開発前社長から国会質問などを依頼され、計約7286万円の賄賂を受け取ったとされ離党。本日保釈されたようだが国会に来たかどうかは不明。

〇池田佳隆(無所属)議員

自由民主党に所属していたが、派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で起訴されて除名された。その後保釈されているが、国会に来ているかは不明。

〇塩谷立(無所属)議員

自由民主党に所属していたが、安倍派の政治資金規正法違反事件を巡り、離党勧告を受けてしばらくは粘っていたが、除名されるとわかってからやっと自ら離党。

〇吉川赳(無所属)議員

自由民主党に所属していたが、18歳女性との飲酒などを週刊誌に報じられ離党。

〇吉田豊史(無所属)議員

日本維新の会に所属していたが、維新公認の参議院候補に金銭を要求したとして離党勧告をされ離党。

 

 

これにより、今国会の決議すべては以下の通り。

 

議案件名

自民

立憲

維新

公明

共産

国民

有志

れ新

1

文部科学大臣盛山正仁君不信任決議案

2

予算委員長小野寺五典君解任決議案

3

財務大臣鈴木俊一君不信任決議案

4

ガザ地区における人道状況の改善と速やかな停戦の実現を求める決議案

5

岸田内閣不信任決議案

つまり、「ガザ地区における人道状況の改善と速やかな停戦の実現を求める決議」のみ可決した。