イスラエルとパレスチナの今回の紛争で、パレスチナでは100万人の飢餓が発生すると目されている。
一方、米国のガザ停戦案はハマスが前向きであるが、イスラエルが否定的である。
米のガザ停戦案、ハマス「前向きに回答」 イスラエルの主張否定
ここのところずっとイスラエルのネタニヤフ首相が強硬路線を貫いており、停戦するとは思えない。
ガザ停戦案、ハマスが修正要求 「条件交渉やめる時」と米国務長官(BBC News) - Yahoo!ニュース
ハマスは11日、「この戦争を終わらせる合意に達するため、前向きに関与する」用意があるとしつつ、イスラエルが恒久的な停戦とガザからの完全撤退に同意する必要があると強調した。
イスラエル政府はコメントしていないが、匿名の政府関係者は、ハマスの反応は要するに停戦案への拒否だと述べた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は今回の停戦案をまだ公には承認していない。
昨日の衆議院外務委員会では、寺田学議員が外務省に対してイスラエルに停戦交渉を率先して行うべきだとしているが、そもそもにおいて弱腰外交しかしていない岸田内閣の下でそんなことを求めても無駄なことだろう。まずやるはずもないし、やったとしても成果が上げられる外交力はない。
また、国連人権理事会の独立調査委員会は2023年10月の襲撃をめぐり、ハマスなどの武装集団が「意図的な民間人への攻撃」や「子どもを含む人質の拉致」など、戦争犯罪を犯したと結論付けて、双方とも戦争犯罪者になると報告をしている。
早くやめさせねばならないのは間違いないが、これはもう1945年以来というか、紀元前にからの因縁でイスラム教発祥の時まで遡る憎悪でもある。神聖なるものの意識が、世界において変わらない限りはやむことはないだろう。政治決着の前に、世界的な思想を人類が考え直す時期なのではないか。