バイデン大統領は、「日本は移民を受け入れない国だ」として、日本の外国人政策を批判した。
アメリカのジョー・バイデン大統領は1日夜、日本とインドには「ゼノフォビア(外国人嫌悪)」があり、「移民を受け入れたがらない」国だとして、ロシアや中国と並べて語った。
バイデン米大統領、インドと日本は「外国人嫌悪」と - BBC
アジア系アメリカ人が多く集まる選挙資金集めのイベントで発言したバイデン大統領は、今年11月の大統領選では「自由とアメリカと民主主義」が問われるものだとしたうえで、「なぜか? 私たちは移民を歓迎するからだ」と話した。
「考えてもみてください。どうして中国は経済的にこれほどひどく停滞しているのか。どうして日本は大変な思いをしているのか。ロシアはどうして? インドはどうして? この国々は、外国人を嫌っているからです。移民に来てほしくないから」
これに対して日本の外務省はそんなことはない否定している。
上川陽子外務大臣も、バイデン大統領の発言は正確ではないとして、外務省として意見したようである。
米国は移民の国であるから、それが当然だと考えているわけで、我が国はそうではない。それぞれの国にはそれぞれの国の遺伝子というものがあるのだから、それを尊重すればいいだけの話で、他国に押し付ける必要はない。移民を受け入れる自由の国もあれば、移民を受け入れない自由もあってしかるべきだ。
歴史上の近年で移民によってできた米国は、「移民を受け入れるべき」という価値観でいいのであって、それを日本やインドやロシアに同じ価値観を求めようとしたってそれは無理な話であって、日本の外務省もことさら無理をして「我が国は移民を受け入れる国だ」などと主張する必要もないと思う。
というよりもバイデン大統領はそのような発言をすることによって、日本が反発して移民を積極的に受け入れさせようとするための策だったのかもしれない。