四月一日の衆議院審議内容
【総務委員会】
総務行政一般に関する質疑がなされた後、松本剛明総務大臣より、
日本電信電話株式会社等に関する法律の一部を改正する法律案（213国会閣33）
の趣旨説明がなされた。いわゆるNTT法廃止とされ、世論の中でも理解している人からは危険視されている。
NTT法廃止でどうなる？ 国民のメリットとデメリットは【けいざい百景】（時事通信） - Yahoo!ニュース
【法務委員会】
民法等の一部を改正する法律案（213国会閣47）
の質疑。共同親権の導入が柱となっている。
【農林水産委員会】
先日、本会議で坂本哲志農林水産大臣が趣旨説明をした食料・農業・農村基本法の一部を改正する法律案（213国会閣26）の質疑で、その後参考人を呼ぶこととなった。
「食料・農業・農村基本法」改正案 閣議決定 食料安全保障強化 | NHK | 食料安全保障
【安全保障委員会】
理事に宮路拓馬委員を選任後、国の安全保障に関する件について質疑。
安全保障関連法案は、
「特定防衛調達に係る国庫債務負担行為により支出すべき年限に関する特別措置法の一部を改正する法律案」は成立したが、
「風力発電設備の設置等による電波の伝搬障害を回避し電波を用いた自衛隊等の円滑かつ安全な活動を確保するための措置に関する法律案」及び「防衛省設置法等の一部を改正する法律案」がまだ審査されていない。
【地域・こども・デジタル特別委員会】
子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律案（213国会閣22）
について加藤鮎子国務大臣から趣旨説明。法案審査にあたり参考人を招致することになった。その後、午後の本会議で同様に趣旨説明がなされ、自民・立憲・維新・公明・共産・国民の順で質疑が繰り広げられた。
【内閣・経済産業連合審査会】
重要経済安保情報の保護及び活用に関する法律案（213国会閣24）
経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律の一部を改正する法律案（213国会閣25）
いわゆるセキュリティクリアランス法案の質疑だが、内閣府と経済産業省に所管がまたがることから、連合審査会となった。
しかし、そもそも所管をまたがるものは内閣府によって調整するという仕組みにしたのに、結局内閣府と経済産業省でまたがっている。
【本会議】
地域における生物の多様性の増進のための活動の促進等に関する法律案（213国会閣43）が賛成多数により可決された。共産党も賛成したものの、反対したのはれいわ新選組だけであった。そして先に述べた子ども・子育て支援法改正案の趣旨説明と各会派の質疑がなされた。
この中で、国を守るために重要な法案はNTT問題の総務委員会のものと、セキュリティクリアランスもの、食料安全保障法案である。
また、国民生活において重要なのは家庭・子どもに関することで、共同親権の民法改正案、子ども・子育て支援法案である。
予算関連法案であるので次々に審査しなければならないが、能登半島地震の復興もあるし、台湾でもマグニチュード7.7の地震が起きた。災害対策特別委員会を常態化して情報を収集すべきときと考える。そして万博の建設工事などやっている場合ではない。