本部教会のある岐阜県には岐阜城があります
長良川を望む金華山山頂に立つ岐阜城は、織田信長が天下統一の本拠地としたことでも有名です。
かつて岐阜城は旧名を稲葉山城といい、蝮の道三と言われた斎藤道三の居城でもありました。
信長の時代となり井ノ口であった地名を岐阜に変え、稲葉城も岐阜城と改められました。
道三も信長もいっときは大変な勢いと力をもっていましたがその勢力は長くは続きませんでした。
そのひとつにこの金華山の地相が関わっているという説もあります。
地相をみる風水師から見ると、金華山は大変な強い磁場のある山ではあるそうなのですが、残念ながら単独の山であることから、その勢いのある気運が長くは保たれない形なのだそうです。
道三や信長の栄枯盛衰もそのあたりの影響を受けていたのでしょうか
それでもやはり磁場の強い山であるからでしょう、たくさんの観光客が訪れています。
金華山には何本もの登山ルートがあり、ロープウェイでも山頂付近まで登ることもできます。
山頂の岐阜城のほど近くには金華山御嶽神社がまつられています。
御嶽神社は、修験道の神である蔵王権現を中心に、神道では国常立之命、大己貴之、命少名彦之命などの神々が祀られていると言われています
実は何度も金華山には足を運んでいたのですが、前回登山の時に偶然お会いした登山ガイドの方に神社の存在を教えていただき、初めて参拝をさせていただきました。
普段私たちがあちこちと登山をするほかの山に比べて、金華山はそれほど高い山ではないのですが、毎回ここの登山はとても苦しく感じるのを不思議に思っていたのですが、今回はとても軽々と登ることができました。
神社の神々から、参拝に来るようにとのお知らせであったのではと感じました。
下山は一番緩やかな七曲りコースを選んだのですが、登山道入り口には御嶽神社参拝道の石碑があり、いままでただの観光でしか訪れていなかったことを深く反省した次第です。