ざっくり説明すると
神道は現世主義であり
過去や未来よりも まずは自分がいまいる今世を精一杯生きることが一番大切である
という考え方に基づいた思想と言われています。
今さえ良ければいいという刹那的な考え方とは違って、変えられない過去や、分からない未来に時間を使うよりも
いまこの瞬間を素晴らしいものにすることに集中することの大切さ を説いているわけですね。
私自身、どちらかというと未来思考で、過去を振り返らないといえば聞こえはいいのですが 笑、先のことばかりを考えて、いまを楽しむことが苦手なタイプでした。
この未来思考型は、段取り上手だったり危機管理などに優れ、一見良い考え方のように思えますが、実は不安症の人に多く、予定などが立っていないと安心できないのです。
ただ人生は予定通りにいくわけもありません。
予定通りでないと不安を覚えるのは、いざとなったらなんとかなる、という信頼感を自分自身にもっていないことに他ならなかったのです。
旅行なども予定をたてては、それをきちんと遂行することが目的になってしまい、予定通りにいかないとイライラしたりで、その時々のハプニングすら楽しむことが出来る臨機応変さが足りなかったのですね。
私たちの悩みのほとんどが 変えられない過去やどうなるか分からない未来のものだそうです。
今の積み重ね一瞬一瞬のつながりが 私たちの人生を作っています。
美味しいものを美味しいと味わい
美しいものを美しいと愛でる
シンプルに いまこの瞬間を楽しむこと
それだけでいい と神様は言っておられます。