蒸れないブログ -93ページ目

絵 なにやってんだか

いろんな意味で
新塵碕行の蒸れないブログ-aa


と、貴重な時間作ってオリキャラにキャラ崩壊までさせて何描いてんだか・・・・・。


馬鹿か僕は・・・・・OTZ


あれだね、ディ○二ーランドの帰り道にふと現実に戻るような物悲しさだねwwww

絵 明けましておめでとうございます!

賀正


大変遅くなりましたが

   

    あけまして

        おめでとうございます。


本年もよろしくお願いします。



今年の初描きです。

しかしまぁ、久々に筆をとってみれば描けないこと描けないこと

あぶないあぶないwwwww




新塵碕行の蒸れないブログ-弦候堂流

お正月といえば着物


着物という事でこの子しか思い浮かばなかった。


KuRU/KuRU 第三章 『幸福在処』から


弦候堂流(げんこうどう ながる)『男の子』

です。


KuRU/KuRUを改稿しようとしはじめてから、なんだかんだで一年以上たってしまいました。

それに伴い、ほとんどのキャラクターのデザインが変わってしまったのですが、弦候堂流も、そういったキャラクターの一人です。


そもそも、改稿版では一人称が「おれ」から、「わらわ」にかわるだけでも、改稿作業の妨げになっています。


一度、このブログから、KuRU/KuRUを一時撤退させて、月猫一本である程度落ち着いてから、改稿版をあげるというのも本気で考えなきゃいけなさそうですが

今のところ現状維持で行こうと思います。


弦候堂流が女装している理由なんですが、

今はすたれてしまっていますが、小さな男の子に女装をさせて無病息災を祈るのは日本に昔からある風習で

KuRU/KuRUの世界では魔法使いという設定の彼も、父母の方針によって女装させられているといった内容でした。



今回、クリスマスを題材にした

月猫@HOME SS 『聖者来りて夢落とす SIDE-A』

にて、

深戒櫃代ともに登場しますので

思いだすためにも書いてみた。



昔のKuRU/KURUを知っている方からすれば

完全髪型とか、別キャラもいいところですが

改稿版設定で登場させましたのでご容赦。


ではでは、


あらためて、明けましておめでとうございますwwww



追記:そういえば、この第三章の文章が振り返ってみて

いまいち納得がいかなかったから改稿しようと思ったんだよな・・・。

今思えば、キャラデザも含めて実力不足だったなwwww



SS  『聖人来りて、夢落とす』 前篇 SIDE-B

SS  『聖人来りて、夢落とす』 前篇 SIDE-B


青い髪の青年は、まだ梅雨入りを果たす前の京都でうなだれていた。

何もない。

いや、テレビをつければいつだって世の中は動いてるし、事件はことさら事件などという特別な言葉を使うまでもなく平常のように転がっているのだから―『何かある』が正しいのだろう。

でも、だからといって、ブラウン管の向こうとこちら側の世界はどこか隔たりがあるようで、不思議と異世界の住人でも覗き込んでいるような感がある。そもそも首都圏以外の人間なんて、テレビの向こうにいる芸能人の存在は、どちらかといえば竜だとか鳳凰だとかの幻想種と同じで、実は実在しているかどうか確信なんて持っていないのではないだろうか?

だとすれば、いわんや、テレビの中で起こっている事件も―。

人の世界は、この手の届く、痛みを感じる四方数メートルに限局されているのかもしれない。あるいは、1500mlに満たない脳の満たす空間やもしれないが。

それ以上の事はあまねく盲信であり―そこに実在を示す根拠なんてものはどこにもないのである。

だからやっぱり―何もない。

几帳面なくらい整頓されたそれでいて非・合理的の極みに設置されたいかにも高そうな家具たちをよけて窓から見下ろしいつもと一切違わないこの町の人の流れを観察する。

ルーチンで繰り返される行動という人の濁流、自らがかせた型(『習慣』)にはまって人は生きていくことを選択した。

対して動物はどうだろう?

彼らは、ルーチンを自らに課したわけではないが、生き延びるために同じ行動を繰り返す―『習性』をとっている。それは変化が多様な『自然界』で生き延びるための知恵であり、人間のような精神性があったわけではない。

ああ、そうか、人間は、変化の乏しい『人間社会』を、自然界レベルの速度まで、加速するよう錯覚するために、『習性』の代わりに『習慣』をみにつけて逆説的に世界を動かそうとしているのかもしれない。

何とも滑稽な矛盾―人はそこまでして自らの捨てた『自然』に帰ろうとするのだろうか?

あるいは、自らの生活のうちに『自然』再現するだけの労力をしてまで、彼らは自然に帰ろうとしない―とも言えるかもしれない。


だから思わず―『呟いて』しまった。

『人にとっては不幸なことだが、今日も世は万事こともなし・・・・・』


そこまで深い意味はなかったはずなのだが・・・・・・。


次の瞬間―彼の足もとに大きな黒い穴が開いた。


◆ ◆ ◆


雨粒が滝となって流れる季節に、ようやくさした日の日差しをありがたがる一匹のウサギがいた。


時間にして―336時間。

その期間、増水する川の泥水におびえながら過ごした架橋下が彼女の世界のすべてであった。

かさ増しされた水面は彼女の生活空間を容赦なく侵略せしめ畳三畳まで縮小された彼女の領域(テリトリー)―そこで縮こまるようにしてそれでも弾薬がしけらぬように大事に大事に守りぬいた。


『すべてはこの日のためである。』


「ふふふ、ふふふふふ、つくしとかよもぎとかそこらに生えているなんだかよくわからない雑草群とかで食いつないでまでついに待ち続けた好機(チャ~ンス)ッッ!

そう!きょうこそ、あの馬鹿猫!もとい月猫に鉄槌をくだすときですわッ!!!」

彼女はアサルトライフルを天へと掲げ、なけなしの手りゅう弾をスカート裏に隠されたベルトに仕込んだ。

「思えば長い道のりでしたわ。家を破壊され、通帳を奪われ、転落し続けた極貧生活つーか人生最底辺生活もこれで終わり。地球人ではないというだけで、そこらへんのホームレスより何もない生活を強いられ、ついに作り上げたマイスウィートホーム(段ボール)はこの雨で下流域の水底に移築され、世の中を縛るあまねく法的根拠に基づいた司法の犬どもに追われる始末、専用のクリーナーのおかげである程度は・・・・クンクン・・・清潔だとは思いますけど、高貴な兎式乙女としてお風呂も入れないなんて・・・・・・

でも!それも今日で終わり!絶対終わり!THE END!!!

あの極悪猫も今日が年貢の納め時!!!

きゃつの死をもってわが栄光を取り戻すのですわ!!!ふふふ・・・・もう、弾丸一発一発に十円禿ができそうなほど恨みを込めて弾丸を抜いては装弾をくりかえすという素敵な呪も行わなくて済みますのね・・・・・ああ!そして、ああ!愛しのわが君!天使のごときあの恩方!浅茅正樹にこの私の想いを!!!!」

ばっと、大空に手を伸ばし歌劇調にうたいあげる少女

―兎式ぴょんは

「ママ~、あそこに後藤房の助伍長みたいなポーズした人がいるよぉ」

と今日も幼稚園児に指をさされるのであった。


それはそうと、日曜日の朝に八甲田山は、重すぎるのではないかと常々思う。名作だけど。


◆ ◆ ◆


とは、言いましたもののぉ~。

ぐぎゅるるぅ~と、レディーにとって恥ずかしい腹の虫の-

あまりの大きさに兎は赤面した。

「腹が減っては戦はできませんわ。お金はありませんけど、何かしら口にものをいれませんと・・・・っと?」

目の前に、パンの屑のようなものが落ちている。

以前のぴょんならばプライドが邪魔して絶対に拾って食べたりはしなかったが、今のぴょんには、つくしやヨモギ以上に豪華な食事に見えてしまう。

(いえ、いくらなんでも地面に落ちたパン屑を拾いあさるなんてことカラスのような立ち振る舞い・・くさっても兎族最後の生き残りのこの私がやっていいことではありませんわ)

すんでのところで思いとどまったぴょんは、ふと顔をあげたときさらに気づいたことがあった。

パンの屑の向こうに、飴玉が落ちている、飴玉の向こうに団子が落ちている、団子の向こうに肉まんが・・・・今の兎式の理性が吹っ飛ぶような光景が延々と続いていた。

ぴょんは、それらをキョロキョロ周りにひとけがないか確認してから回収していく。

「何!どういうことですの!?これは日ごろ頑張っている私への神様からの贈り物ですの!?」

そう言って、拾う。拾う拾う拾う。

みたところ腐っている様子も、毒が盛られている様子もない。始点がパン屑というのがどうも腹がたつが、それももはやどうでもよかった。

そうだ、やはり神様からの贈り物に違いない。

拾うたびに、それは確信に近づいていく。

「肉まん♪ターキー、スパゲティー~♪梅、しゃけ、おにぎり、、ハンバーグ♪鳥、爆弾、しーまうまって・・・・え、爆弾?」

瞬間、閃光が瞬いたかと思ったら兎式は、ちゅどんっ!という爆発とともに空へと舞った。

大地にぐちゃりとキスをしながら、(ああ、そんな甘い話ありませんわよね)―と自分愚かさを反省する。

「しかし、こう言っては何ですが、これはどう考えても、この町で私しか引っかからないようなトラップ・・・。とすると、あの糞猫めええええええええええええ!!!」

怒りが一気に最高潮に達する!

「私が!私がどんなにひもじい思いをしているか知っておきながら!あえて馬鹿しか引っかからないような馬鹿なトラップを置いておいて!それにひっかかるしかない私をどこかでのぞいて笑っているのね!!!ここまで性格がねじ歪んでいようとは!!!」

兎式は、改めて銃を取り直す。

先ほどの、爆発で節々が痛い。

「ああ!もう!許すまじ!正直もう月での恨みとか何とかよりあのバカ猫への私怨で動いちゃってもいいわよねっ!?そうよねお母様!!もう飯が何だぁっ!空腹が何だぁっ!!私のこの胃袋をあのバカ猫のソテーで埋めてやる!皮ははいで三味線にしてやりますわっ!あ~この長台詞疲れるっ!のど乾いたっ!て、あらこんなところに飲み物がって、ひっかかるかぁああああああ!!!」

と、一度は取り上げた、瓶ジュースを叩きつける!

想像通り、そのジュースは爆発した。

「はぁ・・・はぁ・・・・ざまぁみろ。兎馬鹿にするな。ん?えッ!?」

突然がくがくと揺れだす地面、先ほどの爆発に耐えきれなかった人口堤防が一気に崩れだすッ!!!

「嘘?うそおぉぉ~ん!?」

兎式は大量の土砂と共にいまだ増水著しい川におぼれながら流されていった・・・。


 ◆ ◆ ◆


音・・・・雨水の音・・・・シャワーの音・・・・流れる音、水の音。

冷たい金属と水滴が接触するとトンと、指ではじかれたような音がした。

この長い耳は生きている。

つまり、兎式ぴょんは生きている。

生きている―証。

その実証は感じること。

心、揺さぶること。


「お姉ちゃん。起きて」


自分以外の何かに体が揺さぶられる。

声が聞こえる。

人の声。

人の声で目覚めるのなんていつぶりだろう。

心の中で、母に叱られながらも起こしてもらっていた陽だまりのような温かな記憶があふれ出してくる。


(あれ?だけれども、お母様。

私には妹などおりませんわ?一人っ子ですもの。

お母様と二人ですもの。

お母様と二人・・・

研究所のみんなと・・・

あの、あの青い地球(ほし)の平和を祈りながら、月(ここ)から私たちはただ見守って、それで幸せでしたのよ?

ここから見える景色は・・・・

広大な宇宙の

どこまでも果てしない闇は

ちっぽけな私の体をさらに小さくして

私の不安をかりたててばっかりでしたけど、

あの地球(ほし)だけは私の風景の中でいつも優しく微笑んでいますのよ?

それに私とお母様まで微笑み返す

その光景で私は一番小さな子でしたもの)


「ウサ耳のおねぇちゃん、起きて」


ん、・・・んん・・・・・・


私は瞼をゆっくり開けた。

開けた先には見知らぬ天井が広がっていた。

久々の天井だ、ここ最近橋の裏側か、段ボールばっかり見てたから。

「あの・・・ここは・・・・・」

「あ?お姉ちゃん?起きた?」

私の肩を揺らしている小さな手をたどって行くと、そこにはやっぱり小さなかわいらしい顔があった。

「あなたは?」

「それはこっちの台詞だよ。ウサ耳のおねぇちゃん。いきなり川から流れてくるんだもん。私ビビったよ。」

「そう、あなたが助けてくれたのね。ええ、感謝たしますわ。どうも、ありがとうございます。私の名前は兎式ぴょん」

「私は、ノノっていうのよ。よろしくね、おねぇちゃん。」

「あら・・・この服?」

と、ぴょんは、自分に着せられた衣服を見た。

襟袖、スカートの縁に付けられたふわふわの白いファー、真っ赤な生地。

これは、季節外れだが、サンタクロースの格好ということになるのだろうか?

「ああ、ごめんね。お姉ちゃん。いま、お姉ちゃんに合いそうな服ってそれしかなくて・・・」

「はぁ」

まぁ、確かに外を歩くには、異常に短いスカートの丈や、肩を大きく露出させている分少し恥ずかしくはあるが、この時期に来ていて、寒いというほどでもない。

逆に、これを冬場に着るというのだから、屋内とはいえ、商店街の若い女性の人間たちは、ずいぶん身を削っているというものだ。プロ根性というやつかもしれない。

「でも、似合うよ、お姉ちゃん。亡くなったお母さんが商店街で働いていた時に来てたものなんだけど、やっぱりそういうのって、スタイルいい大人の人しか似合わないみたい。私みたいな子供じゃダメよね」

と、ぺたぺたと、自分のいまだ膨らみきれない胸を触って見せる。

「あなたも、いずれは似合うようになりますわ」

「それはないよ~」

「謙虚ですのね」

そうか、この子の母親は私同様いないのか。

彼女は、私に合う服はこれしかないといった、ならば、彼女の母親の服はこれ一着ということになる。

私は彼女の、思い出を着ているのか・・・・。

そんなこと考えていると、少女はぴょんに水を運んできてくれた。

彼女はそれをありがとうと言って、手に取る。

「駄目だよ。おねえちゃん。今外に出ちゃ。」

「どういうことかしら?」

「今この町は、ありとあらゆるところに、罠が仕掛けられているの。外はまともに出歩けないんだから・・・・・。」

ぴょんは、さすがに驚いた。

いかに、あの猫とは言え、ここ数カ月見た中でここまで人類社会に実害をもたらすことはなかったというのに、私だけならともかく一般人の生活を脅かすようなことをしていようとは・・・・・・。

「しばらく、ここにいたほうがいいよ。本当に危ないよ。今回みたいに私が、たまたま偶然通りかかることなんてめったにないんだから」

確かに、あの罠は普通の人間だったら死んでいてもおかしくない。

(いくらジャンル:ギャグ補正がかかっているとはいえ)

でも・・・そうなると・・・・・。

「あら?そうなるとあなたは、どうして外に出ていましたの?危ないのに?」

「うん、今日、お母さんの命日でね、外に出てお花くらい買っておかないと、ほら?お仏壇に供える物がないと・・・・お母さんかわいそうだから・・・・・・」

すっと、顔を向けた方向に。微笑む少女の母の遺影があった。

仏壇というより、遺影の前に、花瓶と、線香立てと、小さな茶碗があるだけだが、きっと彼女にとってはかけがえのないものに違いない。

いまは、茶碗に盛られたごはんと、ふわりゆらりと揺れる線香の煙だけが遺影の前に飾られている。

生活状況はあまり裕福とは言えないらしく、今時珍しい古い平屋のアパートらしい。

彼女の生活は想像に難くない。そんな中で少女は、自分ではなく、今は亡き母に心を砕いている。ぴょんは、なんだか、目頭が熱くなってきた。

「川辺にお花でも咲いてないかしらと思って歩いてたら、お姉ちゃんがガニ股で浮かんでたんだよ」

「そ、そう・・・失神の仕方までギャグキャラ固定になってしまったのね、私」

そうか・・・・、あの猫。本当に許せなくなってきた。

こんな小さな少女の母を思う気持ちすら踏みにじっているのだ。

許せない。

ぴょんは、健気にも母を想う少女の姿を脱出艇から月の基地と共に小さくなっていく母の姿に泣き崩れていたあの頃の自分を思い浮かべた。

ああ、お母様。

やはり、私は、お母様の大好きだったこの地球(ほし)とこの地球(ほし)に住まう人々のために一肌脱がねばならぬようです。

母と一緒に微笑み返したあの青い地球にむくいるために。

そして、この少女のために。

「ありがとうございます。私の銃や装備はどちらかしら?一緒に流れてこなかった?」

「そこにあるけど」

と、少女が洗面台におかれた私の装備を指さす。

私は立ち上がると、それらをとって装備した。

「おねえちゃん、どうしたの?まだ寝てなきゃだめだよ!!」

「いいえ、私、やらねばならないことがありますの。ノノちゃん、ありがとう。あなたが、安心してお母さまへのお花を摘みにいけるよう、私頑張りますわ。」

ばっと、扉を開けて外に出る。

「元凶退治よッ!!!!」