絵の追加が決定しました。
ええと、『小説は読者のイメージが最も大事』とかいてきたのですが
チームの絵師N,Tにより
ライトノベルを語る以上ライトノベルにおいていかに絵が重要かを一時間ほど説明され
その素晴らしさと熱さを延々と教えられたわけです。
なるほど、ライトノベルを語るからにはイラストをないがしろにしてはいけないのか・・・・ふむふむ、納得。
どうやら、僕の見識の方が狭かったようです。許して下せぇ、N,Tよ
ようは、絵師N,Tがブログ様に絵を描いたので、どうせだから乗せるぜってことで。
そんな訳で、新しく「キャラクター紹介」という項目を追加し、そちらに絵をのせようかと検討中。
N,Tさんの絵柄は割合好きなので、書いてくれるのは素直にうれしいっす
けど、あのスケジュールでよく描けるなぁ。
第二章 多重存在 吉野巫女その5 ―小説
「吉野おおおおおおおおお!」
俺は、駆ける!あいつの望みをかなえてやる!
「ひひっ!」
血走った目!快感のときに期待する目!しかし、その瞳は涙をこぼす―
お前のその充血した眼は、どっちの理由で赤く染まってるんだ!
吉野の指から、針が放たれる、俺はそれを局所重力場で捕まえた。
わかっている、その針には糸が付いているんだろ?
ならば、あの時一本釣りされたように、今度は、俺があいつを一本釣りする。吉野は、壁に衝突する前に空中で糸を放す。それでも、慣性の法則が働いて、体は、壁の方へ飛ばされる。空中でくるりと猫のように体制を変え、壁に着地、、二階バルコニーの手すりに移り、今度は鋏を投げる。
―早い!重力制御が間に合わないほどの速度!
俺は仕方なく、後ろに下がる、しかし、もう一本の鋏が開かれた状態で、こちらに向かってきた、くるくると横回転をしながら、ブーメランのようにこちらに向かってくる。しかし、今度は速度が遅い。
―重力局所反転!
主観的に言えば俺は、空中へ落下する。もうスピードでジャンプすると言ってもいいかもしれない。そして、天窓に着地した。次の瞬間、またもや、鋏がこちらに向かって投げられる。それをよけるが、代わりに、天窓と言う足場が割れて無くなった。俺はすぐに重力制御を解除する、本来ならば、歪みを強めて、急降下したいところだが、それではガラス片まで加速してしまう。それゆえ、俺は隙だらけになった。
―来る!
当然のように、今度は、針が俺に向かう。だが、甘い。このガラス片は、お前にとっても危険な代物だ!
俺は、重力制御で、ガラス片を、吉野にぶつける!
交錯する、針とガラス片、おたがい、もはやよけることはできない。
―グッ
肌を切り刻み、肉を埋没する針、一瞬にして、体中から血が飛び出る。俺は何とか痛みに耐え着地する。
「ははっ」
俺は笑っている。
『笑っている』
そうか、相手も同じだ。吉野も血を流しているのか。
「エロイなぁ」
俺は呟く。
友情?
恋情?
どうでもいいじゃねぇかッ!
そんなことッ!
俺の中の『人格失墜』に火がともる。
そうだ、これが死戯だ!
何の矛盾もない!
俺もお前も!
どっちだって一緒だ!死にたいも殺したいも!
だからお前は泣きながら笑いながら!
目を赤く染めて!
血で赤く染めて!
血走ってるんだろう!?
「ようやく理解したぜ!吉野巫女!桃色血走り!悪かったなぁ!どっちもおんなじお前一人の感情だ!用は俺に惚れてんだろうがよ!」
「その通り!だからお前も、私に惚れやがれ!」
殺劇は、芸術の領域にまで拡大する!