蒸れないブログ -238ページ目

第二章 多重存在 さよなら友達 僕は彼女を愛さない ―小説

二人の嬌声がライフサイエンスビルにこだましていた。
雄々しく、女々しく。ときに交わり、互いに命の花を散らしあう。
それは、どうだろう。実際彼と彼女は性的にも、殺戮の途中接触していた。
キスしながら、互いの体を引き裂き、より相手の死体をグロテスクな世界に引き込んでいく。それでも、最後まではいかなかった。性的にもそうだが、殺しあいとしても。

「ダメだな、吉野巫女。

俺はお前とは合わないみたいだ。

ちっとも勃たねぇ、

欲情してるのに、

恋情してるのに、

愛憎してるのに。」


俺は告げる。
もう今は、ただ泣きそうな吉野巫女。


彼女はその身を俺のために死戯にまで落としても、けして俺に受け入れられない。


「俺は、瑠璃にイカレテるんだよ。

あいつじゃなきゃ駄目だ。

性的にも殺戮的にも、もうあいつのことしか頭にないんだよ。

やっぱりお前を愛することはできない。

あの時と同じだ、俺はお前にちゃんと告げなきゃ・・・諦めてくれ。」

俺は言った。

やっぱり友達以上にはなれないよ。

俺達、『友達だから』。


「どうしてッ!どうしてよッ!

どうして好きになってくれないの!

私はこんなにユダ君のこと好きなのに!

愛してるのに!

どうしてあなたは私に冷たいのよ!

どうして瑠璃ちゃんしか見えないの!

少しだっていいじゃない!

わたしを見てよ!

わたしを殺してよ!

わたしに殺されてよ!

無責任に!乱暴に!ほんの少しでもいいから私に触れてよ!」


無理だよ、吉野。


お前を理解してやれる・・・それが友達の限界なんだよ。


「いや!もういや!

死にたい!気持ち悪い!頭が痛いいいいい!

オカシクナルううううう!

愛ってこんなにも苦しいのおおお!?

恋ってこんなにお気持ち悪いのお!?

痛いのオオ!いやいやいやああああああああああああああああああ!!!!」


発狂する吉野巫女。


ごめん、吉野、俺はお前を助けてあげられない。


やっぱり俺にできることは一つだけだったみたいだ。



「ひいいいいい、もういやぁ!

死にたい!じにタイぃ!ころしたいいい!

だれでもいいから、もう止めてえええ!


私の恋を止めてよおおおお!!」


ダメだ、もう吉野は現実に耐えられない。

退行現象―今の吉野は何才だろう。


ああ、そんなお前楽にするにはもう・・・・。


ごめん、ごめん、ごめん



吉野・・・・・




俺は裏切る。



「あ?止まった・・・・?」



吉野巫女は、心臓を、俺は手刀で貫いた。


一撃。



あっけなく。



ただ一撃。




今までの戦闘が、阿鼻叫喚の地獄絵図がまるでなかったかのようにあっけなく。


俺はその一撃に何も込めなかった。

殺意も、闘気も、愛情も、恋情も何もかも。


ただ機械的に、貫いた。


俺は吉野巫女を殺した。その事実はあいつの臨むものだが。

あいつの臨んだしはこんな物ではなかったはずだ。


死戯にとって、殺人は衝動。

死戯にとって、殺しあいは逢瀬。


その殺し合いの最中に放たれた、唐突な、機械的なただの攻撃。

それに彼女は反応できなかった。

逢瀬を交わしていたはずの相手が、突然無感動に自分を無視したのだ。

普段であれば当然のようにかわせただろう。

愛しあう中での裏切りは・・・どんな人間にもかわせない。



「ごめん、吉野。さようなら。俺は瑠璃を愛して生きていきます。」



その時、吉野巫女の口が動いた。


声は発してないが目で見て解る。



「     」



もういいよ、吉野。おまえ・・・即死の筈だろ。

楽に・・・なったかよ。

だいたい、最後に何でまた点数何だよ。

俺、最後までお前の採点基準わかんなかったぞ。




―200点!ユダ君大好き!―

第二章 多重存在 もう、あなたしか・・・ ―小説

「なぁ、瑠璃」
おれは、近づいた。彼女の眼はおびえている。あごに添わせる、指。胸を鷲掴みにする手のひら・・・しかし、俺はそこから動けずにいた。
「そんなに、罪罰ユダのことが好きか?」
「?」
わけのわからないという顔をした。
それは・・・そうか。
「お前にこんなこと言っても意味ないことだけどよ、向こうの霧宮瑠璃もいい女だった。俺のことを助けてくれた。だから、おれはこの『未来を見る目』で、お前のいる世界をよりよい方向に向かわせようとしたんだ。いいか?おれはたくさん殺したし、いろいろ裏切ったし、ひどいこともしたけど、それでも世界を終わらせないために頑張ったんだぜ?なのに、さ・・・」
「あっち側?・・あなた、まさか」
俺はその瑠璃の言葉を聞かず、一人続ける。
「なんで、俺を裏切ったんだろうな?」
そう続ける。
俺は、ギュッと力を入れた、掌に包まれていた、瑠璃の胸が歪む。
「い、いたっ・・・」
「まぁ、それでも友人であることには違いなかったんだよな、下で殺し合いを繰り広げているもう一人の・・・いや、本来この世界にいるはずの『必要な』罪罰ユダが、吉野瑠璃にそうであるように・・・・。」
俺は、口を近づける。瑠璃の唇へ・・・。
そこで、動きを止めた。
瑠璃が呟くのを聞いてしまった。
ああ、そうですか。
おれは、彼女から離れた。
はぁ、とため息を吐く。12月のビルお屋上は寒い。白い息がふわっと出てきた。
「駄目だな、俺は。あんたじゃ勃たねえよ。霧宮瑠璃。」
どうして、こうなっちまったか。
「俺はどうも、この世界の吉野巫女にイカレテるらしい。」

日記 体育大会続き

いやぁ、本当に懐かしい・・・・・。日記の話題に上げた高校時代のエッサッサ やってる人は違うけどニコニコ動画にあったのでアップしてみました。携帯版の皆さんは見れなくて申し訳ありません.高校時代にやったという人もいるかと思うけど・・・足が結構がくがくするんですよ。本当。あの姿勢辛いです。・・・・しかしのせてみたはいいけど・・・・この動画重いなぁ。え?これ私立S高?なんだやっぱり出身校か