蒸れないブログ -206ページ目

N,T氏による 絵  よかった~


愛食家な彼女 タイトルその2

最近、N,T氏の絵柄が『らしくない』と感じ


書き方忘れたのか?スランプか?と思っていたら


やっと、N,T氏の絵柄に戻ってきて安心した―。


そして、色塗りパワーアップしてます。


では、表紙入れ替えますか。

第三章 幸福在処 3-11 ひとりぼっち ―小説

さてさて
お風呂タイムです!先に入った流さんはどうでしょうか?
さすがに、二時間ほどたっているのでもういないでしょうか?
と言う訳で、風呂場入場~!


「おや、小羽ではないか?」



と言う訳で、流さんが未だにいました。
しかし。二時間も入っていたのですね。


「ああ、これでも、弦候堂の子だからな。髪は大切にせねばならぬ。手入れも念入りにだ」


「弦候堂さんの家では髪の毛をしっかり洗うのが家訓なのですね。」


「ああ~うん、お前にならそれでもよいと思う。」



そういうと、髪をタオルで、優しく優しく拭いて行きます。ふくというより、水を吸わせているような感じ。水気が飛んできたようで・・・。


「小羽?済まぬが、ドライヤーと言うやつを貸してくれ。」


あ、はい!ドライヤーですね。
私はピンク色のドライヤーを取り出し、コンセントにプラグをインして、スイッチをオンします。
貸してくれ、という流さんに、ポンと手渡しします。
慣れた手つきで、ドライヤーを当てつつ、それでも余った水気をタオルで取って行きます。
一本一本傷つけぬように、優しく優しく拭いて行きます。



「うむ、やはり勝手が悪いな。小羽、手ぬぐいを貸してはくれぬか?」
「手ぬぐいですか?」
「そのほうが、髪には負担が少ないのだ」
「はい!了解です!」



そうして、丁寧に、丁寧に、かつ手早く手慣れた様子で髪の手当てをしていく流さんは、女の子かおまけに綺麗で、そして何より『画になる』というのが納得できる感じです。
そうして、すっかり乾いてきた所にブラッシングです。
流さんの髪は一本一本がしっかりしていて枝毛などみじんもありません・・・そのせいか、くしは非常に、さらさらと、まるで抵抗なく進み。
まるで溶け込むようにブラシの先っちょが入って行きます。
漆塗りのように、闇よりも深い『くろ』。
長く長く、しっかりとした一本一本で、さらさらさらさらと流れるように伸びています。

綺麗。綺麗。綺麗。なんという雅です。




「あ、あの・・」
「ん?なんだ?」
「小羽も手伝っていいですか?」



わたしは、いつの間にかそんな事を言い出していました。
吸い込まれるように・・・ただ、触りたいという気持ちが膨らんで・・・。
「あ、うん。良いが・・・・優しくな?」
そういって、流さんは私にくしを渡してくれました。
そっと、優しく触れるように、私は流さんの髪を梳いていきます。
さらさらさらさら
風のようにその髪は、私の指の間を通り抜けて行きます。


「ははは」



突然流さんが笑いだします。



「どうしたんですか?」
「なんだかこそばゆい」
「でも、髪ですよ?」
「髪であるからこそばゆい。んふ、俺の髪は一本一本神経が通った様に敏感なのだ。そもそも、髪には虫で言うところの触覚のような意味合いがあるからな。特に、わが血筋のものはこういうのが人より敏感で、んふふ」
「やめましょうか?」
「いや、続けて欲しい。まるで母様に梳いてもらっているようだ。」


そう言って、楽しそうに笑います。
しかし、その瞳はどこか物悲しい。本当に、流さんが、九歳なのか分からなくなる時があります。その瞳に映る、哀愁にも似た悲しみの瞳は、とても子供には似つかわしくない。根拠はないですけど、そう感じてしまいます。
だからでしょう・・・・私は自然と、流さんに問いかけていました。




「何で・・・お家に帰りたくないんですか?」




そう、あの公園から抜け出した後、流さんが『家に帰りたくない』と言ったので、今日は私の家に泊まることになったのです。
「ああ、うん、『帰りたくない』と言うのも本当だが『実際には帰れない』のだ。」
ぴたりと、髪をすく手が止まってしまいました。私はあわてて、また梳くのを開始します。



「どうしてですか?」
「俺は封印されたからな」
「封印?」
「捨てられたって・・・こと」


家族に捨てられた?
捨てられたっていつの話ですか?
それからずっと、あの寂しい公園で、たった一人、たった一人っきりで、ずっとずっとずっとずっと・・・・。あそこで、桜を見上げて過ごして、6歳なのに・・・。
まだたった6歳なのに・・・・。
普通だったら、お母さんとお父さんに囲まれて普通に暮らしているのに・・・。
あんな何もない公園に閉じ込められていたって・・・・そんな・・・・
そんな・・・そんな・・・・そんなの・・・。




記憶の砂が落ちてくる・・・さらさら落ちて小山ができて―その一つを救って取った。






―あの日

あのくらい研究室から出て
久々にみた太陽は綺麗だった。
おとうさんと、おかあさんが家族になろうと
私を抱きしめてくれました―
抱きしめられて―あったかくて―これが家族と知った時
私はずっと一人だったんだと知って
寂しくてさびしくて・・・・

一人がとても怖くなって―体が震えて―やっぱり泣いた―。
あの日の事・・・・







「そんなの・・・ない・・・です。」

「なぜ小羽が・・・泣く?」
いつのまにか、わたしのめから涙がぽろぽろ零れていました。
「わかりません。わかりませんけど・・・悲しくてぇ・・・・」
「小羽、お主は変だ。俺たちはまだ出会ったばかりであろ?どうしてそこまで泣く?俺のこと、そんなに知らぬであろ・・・・」
「わかりません・・・わかりませんけど・・・・私だって、そう思っていた日はあったんです。」
ああ
と、この時流さんは納得して、鏡の向こうの私を見て呟きました。

「そうやって泣いているところも、母様そっくりだ。」

キャラクターマテリアル 霧宮 瑠璃

霧宮 瑠璃


年齢 15歳

職業 女子中学生 探偵社社長

身長 162cm


外見

黒い髪を腰まで伸ばし、

大きくありながらも冷たいオッドアイの瞳と

華奢な体

肌は染み一つない―というのはいつも通りか・・


内面

一癖もふた癖もある社員(春咲など)およびバイト(深戒など)

をまとめつつ、

幅広い業務内容にて

関西圏一帯の探偵社の配下に置く

琉璃探偵社の社長である彼女は

中学生にしてすでにキャリアウーマン

兎に角、このシリーズでもっとも賢いキャラクターとして成立しているはずなのだが

とにかく、運がなく―いつもどこかでドジを踏んでいる節がある。

この物語においてもっとも真相に近く、

おそらくそのすべてを把握している唯一の人物でありながら

多くを語らないため底の知れない女性というイメージもあるが

普段はただのツンデレキャラ

口癖は

~ですわ、とかだけど、本人はしょっちゅうその設定を忘れてる

もう一つの、口癖は

~、~、なおかつ詳しく言うならば~ですわ

分かりにくいので例を出すと

浮気者、浮気者、なおかつ詳しく言うならば浮気者ですわ

・・・・

同じことを何度も言ってるだけですね・・・


まぁ、後追記で語るなら、ユダと相思相愛?


過去

不明~後に公開~

現在

同棲している殺人鬼 罪罰ユダに貞操の危険を感じつつも

スリリングな毎日を送っている(たいていの場合、彼女のトラップコンボで返り打ち)

実は、影で国連と交渉し、ユダへの報復活動を停止させているが

愛するユダが出て行かないよう、その事をひた隠しにしている。


ウィルハイムには母のように接し、ユダには恋人のように接する彼女だが

未だユダとの正式な恋人宣言はしておらず、関係もキス程度にとどまっている

―って、そもそも中学生だからそれでいいんです。