第三章 幸福在処 コワレチャッタ ―小説
ううう、なんだか今日の授業は難しかったです。
前やってたところと違うところを急ににやるなんてひどいです。ううう、予習範囲を間違えたのでしょうか?
次の休み時間
「しかし、なぜクドードーがここにあるのだ?あんな重いもの運び出すだけでも大変であろ?」
「え?久野君が持って来たんじゃないんですか?」
と、そこにしーちゃんが、にゅっと出てきて、後ろから抱きついてきました。
おもむろに、私のほっぺをいじりながら正しい答えを教えてくれます。
って!なんでほっぺをいじりますきゃ~!
「まっさか~、小羽ちゃん。単に昨日、美雄さんが預けに来たんだよ。なんでも三日後にミャンマー政府が取りに来てくれるらしいよ」
いえ、それも十分にすごいことだと思います。
美雄さんのお仕事って何なんでしょう?
この前聞いた時は「佐渡で無垢にアバンチュールだ」×→(サドでグロでブラック)○
って仰っていましたが、
きっとこれだけ国際的なので、立派な仕事なんでしょうね。
て、あれ?
「あの?昨日って、あの後授業とかありましたっけ?」
私の問いかけに、ほっぺをいじるしーちゃんの指が止まります。
???と、しーちゃんの頭の上にはてなさんが3っつぽんぽん出ています。
「あの後って・・・小羽ちゃん昨日お休みだったよね?」
「え、・・・私来てましたよ?」
しーちゃん、変なことを言います。だって昨日、私を心配してメールを送ってくれたのはしーちゃんじゃないですか?
「何言ってんだよ、お前。3日間も学校休んでただろう?」
「ふ、ふぇ!?」
「言っとくけど、大変だったんだからな!お前に貸したノート帰ってこないし!ああもう!お前何!?最近たるんでない?つか、お前はいつでもたるんでるけど」
そ、そんな・・・どうなってるんですか?
タイムスリップと言うやつですか?時限断層と言うやつですか?
まるで浦島太郎です。
わたしは、黒板横の日めくりカレンダーの日付を見ます。
・・・・確かに・・・・
3日たっています。
ドクン
偽りの命
ドクン
人が作りたもうたものは、神のものに遠く及ばない。
ドクン
それは有限であるということ。
ドクン
嘘
うそうそうそうそ
ドクン
わたし―
「ちょっと、こはねちゃん!顔真っ青だよ!」
しーちゃんが何か言ってる。
ドクン
「おい!こはね!気分が悪いのか?こはね!」
流さんが何か言ってる。
ドクン
わたし―
「おい、ちょっと、ノートのことそんなに気にしてんのか?おい、おれもう気にしてないって」
久野君がなにかいってる。
ドクン
わたし―
コワレチャッタ?
・・・・…・…・…・…・…・…・…・…・…・…
・…・…・…・…・…・…・・
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