新NISA 運用方針
毎月のつみたてNISAの実績を公開しています。
新NISAになっても続ける予定です。
今回は新NISAに向けての運用方針の話です。
今日は成長投資枠について書いていきます。
つみたて投資枠について書いたのはこちら
私の基本的な運用方針
成長投資枠のことを書く前に基本的な考えをおさらい。
前回と続けてみている方は飛ばして下さい…
来年から新NISAが始まります。
現行のNISAよりも投資枠が大幅に拡大され、運用期間も無期限になります。
私は現在つみたてNISAを行っていますが
新NISAでは、どのような金融商品をどのように買おうか考えてみました。
《基本的な運用方針》
・NISA口座
− 投資信託を毎月積み立て
− 高配当株をタイミング見て少しずつ
(長期保有する銘柄)
・特定口座
− 短期間での取引する銘柄
(値上がりしたらさっさと売るもの)
− 株主優待狙いの銘柄
(短期保有予定のもの)
メインは投資信託の積立投資です。
高配当株は良いタイミングがあれば買おうかな…くらいで毎月積み立てて買うつもりはないです。
極端に言えば1,800万円すべて投資信託で埋めてもいいかと考えています。
たまに下記のように勘違いされる方もいますが、すべて投資信託の積立で埋めることも可能です。
積立投資枠:600万円
成長投資枠:1,200万円
合計:1,800万円
正しくは、金融庁の表が分かりやすいですね。
成長投資枠の上限は1,200万円なので個別株で1,800万円埋めることは不可能です。
成長投資枠
成長投資枠は、それほど積極的には使いに行くつもりはないです。
基本は投資信託の積立てに使う予定。
分散して長期で運用するのが、リスクを抑えてリターンを得る再現性が高い方法だと考えている為です。
あと、私には個別株でも確実に儲けられるスキルないので…
個別株で使うとすれば、高配当で長期保有予定の株を考えています。
減配が無ければ、株価が下がっても持ち続けるような株です。
個別株でも株主優待目的の株や短期取引株には使いません。
その理由は
①優待目的の株
株主優待にはそもそも税金が掛かっていない
→NISAの旨味がなく枠が勿体ない
②短期取引株
損益通算ができない
→損失出した時にデメリットあり
(必ず上がる銘柄を選べる自身がない)
①は上記の通りです。
株主優待に税金が掛からないのもグレーな気がしますが…
もちろん株価が上がれば、譲渡益への旨味はでますが…
②はNISAの唯一のデメリットが損益通算できない事だと思っているからです。
損益通算とは、株で得た利益と損失を1年単位で合計すること。
この残った利益に税金が掛かります。
例えば
《特定口座のみ》
A株:20万円の利益
B株:10万円の損失
→合計:10万円の利益
税金:2万円(10万円×20%)
《特定口座とNISA口座》
A株:20万円の利益 (特定口座)
B株:10万円の損失 (NISA口座)
→NISA口座の損失は合計されず
税金:4万円(20万×20%)
といった具合に、NISA口座の損失は通算できません。
更に特定口座であれば、確定申告をすることで以下も可能です。
A)他の証券口座とも損益通算可能
→証券口座を2つ以上持っていれば、それら全てを通算できます。
B)損失を3年間繰り越せる
具体的にはこんな感じです。
1年目 50万円の損失
→利益ないので税金0円
2年目 20万円の利益
→通算して30万円損失
利益ないので税金0円
3年目 20万円の利益
→通算して10万円損失
利益ないので税金0円
4年目 20万円の利益
→通算しても10万円利益
税金2万円(10万円×20%)
といった感じに、特定口座では3年間損失を繰り越せます。
全てをNISA口座で売買すれば、どうなろうと税金は掛からないので、良いのかもしれませんが…
《NISA口座のみ》
A株:20万円の利益
B株:10万円の損失
→NISA口座はもともと税金かからないので
税金:0円
細かい取引でも何回もしていると枠を超えることもありますし、複数口座で運用することにもメリットありますので、全てをNISA口座でやるのも難しいかなと
なので、私は短期的な取引は引き続き特定口座を利用するつもりです。
確実に上がる株を買い続けるスキルは私にはないので…
損益通算の説明ほとんど占めてしまいましたが、私の成長投資枠の使い方はこんな感じです。
もちろん、考え方は見直しも必要なので、今後変えるかもしれません。
今後も毎月のつみたてNISA実績を公開予定です。
皆様の参考になれば幸いです。