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ジロウ「ドンオニタイジンとなり、巨大な敵も倒すドンブラザーズ!......でも、僕にその力はない......今は、まだ......!」
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つよし「みほちゃんはさ、何が食べたいの?」
みほ「元気になるもの。」
腕を組んで歩く雉野夫妻。
少年が道端で何かしているところに遭遇する。
「何をしているの?」
「前にこの道路で、うちの犬が事故に遭って......」
犬に手を合わせるみほ。
「(くぅ~、優しいなみほちゃん!)」
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(「早く来なよ翼!」
プールで泳ぐナツミと、引っ張ってもらう翼?
「泳げないなんて可愛い!他の運動は得意なのにね!」
「おい、手離すなよ!?」
犬かきだけは得意な翼。
「からかうな!」)
という翼の夢。
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「みほちゃん、優しいのはいいけど......そんなにメソメソしなくても!」
(誰かさんが冷たすぎるだけのような。。みほちゃんいなかったらお墓の世話してないよねw)
「だって......かわいそうなんだもん。」
近くで寝ていた翼が目を覚ますころには、雉野たちはいなくなっていた......
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カフェで憲法を勉強する青年。
「(うるさい......うるさい......うるさい......!)」
アイスティーを混ぜる音やパソコンの音、果てはドアベルまで騒音に聞こえ、全く集中していない......
最後に自分の頼んだコーヒーが置かれると......
「うるさい、うるさああああああい!お前らなぜ、勉強の邪魔をする!?」
男は「騒音をまき散らす奴らは許さない」と、獣拳鬼に変貌!
「俺は、高みを目指して学び、変わりたいんだああああ!」
・ドンブラザーズと相対した獣拳鬼。
「モットシズケサヲオオオオオオ!」
ドンモモタロウが祭囃子とともに現れると、それも「ウルサイ」という認識。
「うるさくて悪いか!」
「確かにうるさいが、お前の方がうるさいぜ!」
ドンブラスターで射撃したイヌブラザーを、砲砲弾で過激に吹っ飛ばす獣拳鬼。
「イヌさーん!?」
「追うぞ!」
逃げた鬼を追うドンブラザーズ。
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目を覚ましたイヌブラザー。
「ここは......?そうか、戦いの最中に、俺は......」
チェンジオフしようとするが......
「どういうことだ......なぜ元に戻れない!?」
「あ、ワンちゃん!可愛い!」
近くの女子高生に見つかるイヌ。
「嘘、ちょっと変じゃねえ?」
「やめろ!俺はおもちゃじゃねえ!」
喋るイヌはキモいと石を投げられる......
「と言うより、可愛くない!」
「やめろ!俺は正義のヒーローだぞ!」
(イヌさんそんなこと言うキャラなの?)
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世界の境界線。
「久しぶりだな。君と会うのは。」
「挨拶はいい。見ての通り、チェンジオフができない。元に戻してくれ。」
すると陣は早速「面会は終わった」のポーズ。
「ちょ、ちょっと待て!それはないだろ!あんまりだ!」
「......見たところ、君には霊が憑いている。犬の祟りだ......残念だ......」
陣に近づこうとするも、電気の檻に阻まれる......
・
「ったく......犬の祟りだと?そんな馬鹿なことがあるか?......暑い。腹が減った......」
いい匂いに誘われるイヌ......
・
とある家。
「あなたー!お昼の用意できましたよー!」
「おお、今行く。」
夫人が先に食卓へ向かうと......
黒い犬のようなものが昼食を食べていた!?
「やべえ!?」
逃げだす黒犬。
「どうしよう俺......この姿のままじゃやってられない......」
「いた!あれだ!通報のあったイヌだ!」
網を持った男たちに追いかけられるイヌ。
「あんまりだ!ヒーローだぞ俺は!」
(犬になっても、盗み食いしてもいいという犯罪思考かも。。)
・田舎。
「「「「「かんぱーい!」」」」」
「びっくりした!ジロウ君、急に帰ってくるんだもん!」
「......何か、急に皆の顔が見たくなって。」
「それでどうだった、ヒーローになるって言う話は。」
「......それが、苦労してるんだ。その、色々人間関係とか難しくて......」
「そうか、大変だな都会は。」
「あ、でもおかげさまで、変身はできるようになったんだ!ちゃんと戦えるようにね!」
ルミちゃんから「今変身して」と振られる......
「無理だよ、遊びでするもんじゃないんだ!あ、でも写真なら!」
自撮り写真を見せるジロウ。
気まずくなってトイレに行きたくなり、中座するが......
「......どう思う?この写真。なりきりグッズかな?」
「CGか何かじゃないか?」
「......でもさ、ジロウ君だけだよね?子供のころから、ずーっと夢を忘れてないの。」
ジロウの友人たちはサッカー選手や政治家、透明人間を目指していたという......
(!?)
戻ってきたジロウに駆け寄る4人。
「やっぱり、ジロウ君はすごいよ!ある意味!」
「俺たち、ずっと応援してるよ、ある意味。」
「気の済むまでとことんやれよ、ジロウ。」
「......ありがとうみんな!」
・
夜、ジロウが出発。
「もう帰るの?」
「ルミちゃん、いつか僕が真のヒーローになったら......僕のために、お弁当作ってくれないかな?好きな人のお弁当食べて、悪を倒す!夢なんだ、僕の。」
「お弁当?いいよ。作ってあげる!」
「ありがとう......じゃあ、行くから......」
ジロウは不意に立ち止まり、龍虎之檄を取り出した!?
ルミちゃんの前でドンドラゴクウにチェンジ!
「う、嘘!?」
(最終回 ルミちゃん「ジロウ君!私お弁当屋さんになったよ!」 じゃないよなw?)
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戻れていないイヌ。
「俺はこれからどうすればいいんだ......あれは!?ナツミ!?」
ナツミと思しき女を見かけて走っていくが......
「(な!?言葉が出ない!? まさか、本当に犬の祟りなのか!?)」
「カワイイワンちゃん!どうしたの?迷子かな?」
ナツミ?に抱きかかえられるイヌ。
「(懐かしい......ナツミのぬくもり......もうずっと、イヌのままでも構わない......)」
・
「クンクンウルサイ!モットシズケサヲ!」
突然現れた獣拳鬼が、イヌとナツミ?を攻撃!
「(逃げろナツミ!逃げるんだ!)」
鬼を追い払うことに成功し、ナツミ?の匂いを辿っていくイヌ。
「(ナツミ!ナツミ!しっかりしろナツミ! ......な、なんだ!?力が入らない......どうなっちまうんだ!?)」
こういうときに頼りになるのは、何かと縁があるあの男......
「(雉野つよし......! 待ってろ、ナツミ!)」
・
雉野宅をノックするが反応なし。
「(留守か......こんな時に、使えない奴だぜ!こうなったら『奴』か......気に食わないが、仕方がない!)」
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シロクマ宅配便で、桃井タロウに会おうとするイヌだが......
「何だ?野良犬か?」
「ダメだよ入って来ちゃ。」
「(おい!離せ!桃井! 待て桃井!)」
他の男たちに見つかって追い出され、その間に桃井は配達に行ってしまった......
・
桃井のトラックを追いかけるが、力尽きてしまうイヌ。
そこへ現れたのは......
「(何!?奴は!?バカな、奴には俺が俺だと分かるのか!?)」
獣人になった狭山刑事から逃げるイヌだが、ゴミ置き場で倒れてしまう......
「(もう、ダメだ......)」
近くで倒れていたナツミ?が目を覚まし、イヌを介抱する......
「ワンちゃん......ワンちゃん...... 貴様は!」
雨の中で相対する二人の獣人。
ナツミの方が素早く駆け抜け、狭山を一閃!
ダメージを負った狭山は飛び跳ねて逃げる......
・
イヌが目を覚ますと、目の前には首を鳴らし、虚ろな目をした女が......
「(誰だ......?あの女は......誰だ、俺は......!?分からない......もう、何も......分からない......)」
ついに黒い犬になってしまうイヌブラザー!
・
「シズケサヲオオオ! モットシズケサヲオオオオオオ!」
獣人の女は獣拳鬼に興味がないのか、そのまま立ち去る......
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静かな場所を求めて草原にたどり着き、ドンブラザーズ4人に囲まれる獣拳鬼。
「今度と言う今度は逃がさないぞ?」
「そうよ!ちょこまかと!」
「一人足りないようだが......」
「ドンブラザーズは5人揃わないと!」
(ナチュラルに追加をハブく。。)
「こんなやつ、俺たちだけで充分だ!」
4人でダイレンジャーにアバターチェンジ!
獣拳鬼と拳法で対決する。
(シシレンジャーはどうあがいても「いない」のね。。複雑。。 )
「あったまって来たぜ。」
ーーーみなさーん!
「僕も一緒に戦います!幼馴染の顔を見て、元気を貰いました!心機一転、戦います!真のヒーローになるために!」
するとジロウの目が黒く光る......!?
「な、なんだ!?今の声は......!?」
ジロウの体からもう一人のジロウが!?
「あれは!?」
「何事だ!?」
「これが、まさか......もう一人の僕......!?」
「お前は桃井タロウを敬いすぎている......だからタロウを超えることができない!」
「感じます......君はタロウさんを嫌いすぎている!でも、僕には君が必要だ!」
二人のジロウがゴクウとトラボルトにチェンジ!
「行きますよー!」
二人がかりで獣拳鬼を追い詰める。
「内なる声が教えてくれる......今の僕たちなら行けます!」
さらにロボタロウギアでドンロボゴクウ、ドンロボボルトにチェンジ!
「二人がかりで行きますよー! ......痛!?巻き込まないで!」
仲が悪いながらもコンビネーション攻撃を仕掛け、獣拳鬼を撃破した!
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脳人レイヤーから獣拳鬼ングが誕生!
「モットシズケサヲオオオオオオ!」
「まだまだ!合体です!」
ロボゴクウとロボボルトが合体、トラドラゴンジンが完成した!
「盛り上がってきたなあ!面白い、見せてもらおうか!」
「彼は敵なんでしょうか、味方なんでしょうか!?」
獣拳鬼ングVSトラドラゴンジン。
ファンタスティックテクニックで攻撃してくる鬼ングを、剣術で防ぐドラゴンジン。
「素手で勝負だ!僕はタロウさんを、超える!」
不利になった鬼ングはテーブルを利用して立ち回ろうとするが、それに飛び乗って反撃!
「僕に見せ場を作ってくれるとは!」
「ウルサアアイ!」
ドラゴンジンの武器を盗み斬りかかってくる鬼ングをものともせず、トドメは炎虎流々・ジロウズハリケーン!
「僕こそ、絶対!」
友人たちとの再会が、いい刺激になったジロウだった......?
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黒犬になってさまようイヌ。
「ワンちゃん、一人なの?かわいそう......」
優しい少女に見つけてもらったが......
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数日後。
雉野夫婦がお揃いのマグカップを買った帰りに......
「あ、こないだのワンちゃん......」
「あ、あーあ......誰がこんな罰当たりな真似を!?」
犬の墓は荒らされてしまっていたが、つよしとみほで花を供え、マグカップを新しいものにする。
「ワンちゃん、どうか安らかに、お眠りください......」
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「ご飯ですよ、ポチー。」
少女は拾った犬を世話していたが......
「え?」
突然人間の男になった!?
とりあえず、男はそのまま餌を犬食いし、女の子は男の頭を恐る恐る撫でるのだった.....
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ギャグ回かと思ったら意外とシリアスなおはなし。。
犬塚さんの正体=本当に犬かもしれないと一部では言われてるけど、どうなんだろw
(でも2足歩行のイヌブラザーを本物の犬として扱うこの世界も、ちょっと感性独特?)
獣拳鬼とイヌさんの話が全く交わらないのもすごいww
そしてジロウは友達と会って闇と対話し、ロボまで手に入れるww
これがドンブラザーズだと言われたら、もう何も言い返せないw
獣人のみほちゃんも怖いけど、それより少年と話してるときとか、イヌブラザーを世話してるときがもっと怖い気がする。。
(イントネーションとか。。)
次回は魔法鬼?
(ボンワルド再登場は流石になしかなw?)