「永遠も半ばを過ぎて」 中島らも著 | 50代からの読書

50代からの読書

子どもの頃から本が好き。若い頃はおもしろいと思えなかった本も今なら感動することもあり、読書を通して自分の変化を感じます。読書の記録を通して、50代の心の一端を残してみます。

 

念入りな詐欺

 

 

初めて読む著者。

口の達者な詐欺師に抵抗しながらも乗せられて、不本意ながらも物事がいい具合に転がっていく。

その転がり具合が意表を突いていて、どんどん読んでしまう。

ハッタリとか、思い切った行動とか、自分なら絶対にやらないことをやってくれる小気味良さがある。

最後はあっさりと話が収まってちょっとだけ拍子抜けした。

 

 

中島らも

1952-2004年、兵庫県