言語の壁は高いけれど
登場人物たちは、母国語や育った環境が違う若者たち。
国、言語、性別、年齢に壁を作らず、自分がどう感じるか、どう生きたいかを考えて行動する。
これからの人間関係として、いい在り方だと思う。
戦争のニュースを見ていると、守る対象と攻撃する対象、どういう理由で線引きをしているのか疑問に思うから。
多和田葉子さんの本、以前から興味があったけれど、長編を読むのは初めて。
唐突なたとえがよく使われてびっくりする。でも情景が華やかに感じられていいなと思う。
多和田葉子
1960年、東京都生まれ