逃げろ!!! | シン・けん。のブログ

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繊細でか弱い武術修行者の拙い気づきを綴っていきたいと思います。気が向いたらお付き合い願えれば幸いです。

「この距離だったら、まず逃げます。」

これは、明鏡止水というテレビ番組で、護道の宗家、廣木道心先生が、司会の方のこういう場面(番組では具体的な状況設定がありました)に遭遇したらどうしますか、という質問に対してお答えになった言葉です。



廣木先生は、伝説の芦原空手道場の有段者で、沖縄空手や剣術、居合にも精通されている方です。現在はご自身で創設された、護道の普及に尽力されておられるます。
護道は、要支援や保護を必要とする方に向かい合う任のある方のために、廣木先生が編み出された、自他を傷けることなく護る為のものです。

廣木先生は以前は、大変なファイターで、ご自身は決して自慢などされませんが、ストリートファイトを含め、その戦いのエピソードは、まるで劇画かと見紛うものがあります。とにかく誰しもが認める、凄まじく強い方です。


ちなみに、私自身は廣木先生に直接お目にかかって、ご指導を受けたことはありませんが、Facebook上のお友達になってくださっていますm(_ _)m。

冒頭に戻りますが、
その廣木先生をして、自身の身が危機な状況に突然置かれたらどうするか?。

それが、逃げられる状況だったら、まず逃げる。なんですね。

ただ、廣木先生は距離的に、相手に背中を見せて、逃げる方がかえって危険な状態もあるので、それは状況によるとも、その時仰っています。
それから、ここでは自分にとって、大切な人を護らなければならない状況設定していません。登場するのは、自分と相手(複数の場合の可能性もあり)だけです。

兎にも角にも、「逃げる」という言葉自体には、ややもすると、マイナスなイメージみたいなものがあるかもしれません。しかし生きていく上で、生存戦略上、実は非常に重要な選択肢なのだと、この時、再認識した次第です。
本来であれば、野鳥達のように本能で察知して、危機回避できるのが一番よいだと思いますが。。。。

お読み頂きありがとうございました。