久しぶりに聴いたグッドマン盤に続いて、ピリオド楽器によるシューマンの第2交響曲を


ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管

1996年の録音なので、グッドマン盤よりは3年後ということになります。

響きの自然さでは、ヘレヴェッヘ盤の方が上だし、グッドマン盤の粗野な感じよりは多少洗練された感じを受けます。

金管にはコンチェルト・パラティーノのメンバーが加わっているとのことで、より強力になっています。


それにしても、ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管はどこまでレパートリーを広げていくのでしょうか?

「ドイツ・レクイエム」まではまだアリかな?とも感じますが、フォーレのレクイエムとフランクの交響曲をカップリングしたCDや、ブラームスの第4交響曲ともなると、ピリオドでやる必要はあるの?という感じがします。

もちろん聴いてて楽しいことは楽しいんですが、どんなものなんでしょうね。
ずっと探してたCDを、過日の上京の折りにやっとこさディスクユニオンでGETできました(^-^)


それがこちら


シューマンのピアノ協奏曲。

エーミル・フォン・ザウアーのピアノ、メンゲルベルク&コンセルトヘボウ管。

1940年のライブ録音です。

ザウアーは引退して4年が経ち既に78歳。
2年後の1942年に亡くなります。


ザウアーはピアノをされてる方なら名前くらいは聞いたことがあるかと思います。

モスクワでルビンシテインに学んだ後、晩年のリストのほぼ最後の弟子になります。

色々な作曲家の楽譜の校訂を行うほか、アスケナーゼ(内田光子の師)やエリー・ナイを育てたことでも知られます。

アコースティック時代から録音はしているらしいんですが、数は限られていて、このシューマンの協奏曲は彼の恐らく最後の録音になるかと思います。

まぁ、既に引退して4年が経過してからの復帰で、年齢も年齢ですので、往年のテクニックを期待するのは酷な話かも知れません。
技術だけを言えば現代のピアニストを聴いた方がいいかも知れません。
(晩年のコルトーほどグダグダではないが、あちこちで事故ってます)

しかしロマンティックなシューマンを期待されるむきには、かなり収穫があるかも知れません。
なにより伴奏がメンゲルベルクですから、その方向性からして予想がつくと思います。

第1楽章のカデンツァなんかは、なかなか聴かせてくれます♪
(第1楽章が終わると盛大な拍手)


このCDは1990年に発売されたメンゲルベルクのライブ録音シリーズの1枚でしたが、当時は貧乏学生だった私は(今は学生ではないが、貧乏はかわらない(^-^;))、フルトヴェングラーのCD収集で手一杯で
このCDは買いそびれてしまい、当然のことながらこの手のCDの常としてすぐに廃盤。

その後ヤフオクとかでも目にしましたが、けっこうなお値段で諦めてました。

それが今回は1000円ほどでGETできて、とっても嬉しかったです(^-^)


なおカップリングは、ギーゼキングをソリストに迎えたフランクの交響的変奏曲と、「ダフクロ」の第2番です♪

いよいよ、九響も新シーズンが始まりました。


最初の定期演奏会を飾るのはこちら


音楽監督自らのタクトによる、ブルックナーの第5交響曲!

もう、私が偏愛して止まないブルックナーの最高傑作のひとつ。

しかも、九響はブルックナーをなかなかやらなくて、前回にやったのは第1番(何故にこのマイナーな曲をチョイス?)で、これは教育テレビでも全国放送されたのでご覧になったかたもいらっしゃるかも知れませんが、それ以来。

しかも、この第5交響曲は、なんと九響では初めて演奏するというのだから、本当に驚きです。
(第1番をやったことがあるのに、第5番をやったことないオケなんて、稀少種だと思う(^^)

同じくらい、長い交響曲を書くマーラーは割りと取り上げているんですけどね…


初物ということもあってか、火曜日から連日の厳しいプローベだったとのことで、 マエストロの気合いの入れようが窺えます。


客の入りは、7割程度。
福岡でブルックナー、それも4番でなくて5番ならば、妥当なところかと思います。

しかし、九響と小泉さんの気合いの入りようはとてつもないほど。

第1楽章の序奏のファンファーレからして、スゴい迫力でした。
ただし、パワーだけで押すのではなく、音価をしっかりと守った節度を持ったもの。

第2楽章の佐藤さんのオーボエのソロには痺れました。
何度も書いてますが、九響の木管セクションは、国内のオケでも屈指なので、是非全国の皆様にも聴いて欲しいです!

フィナーレ楽章の展開部のフーガも、見事なアンサンブルで、ブルックナーが生きていればシャルクによってカットされたこの箇所の素晴らしい演奏に、きっと満足したことでしょう。


また褒めるべきは金管セクションも同様。

海外のオケの奏者ですらバテてグダグダになる最後のコラールを耳にすることもありますが、最後までしっかりと出しきってくれました。

そして福岡名物(?)のフラブラもなく、余韻の後にBravoの嵐。

終演後、ロビー等では、ブルックナーマニアとおぼしき県外からのお客さんが話してましたが、「九響はすごいオケだね」「いやぁ、参った」と称賛の言葉。

先日FMで放送された昨年定期の「カルミナ」の好評を、実際に生で確かめようという方もいらしたみたいです。


いずれにしましても、私は団員ではありませんが、九響ファンとしては嬉しかったです(^-^)


次回の定期はガラリと変わります


指揮者は若手の注目株らしく、ちょっと楽しみ。

オッテンザマーも同じく期待してますo(^o^)o