来シーズンの九響のプログラムが発表されてます。


65周年というのが、キリがいいのか悪いのか分かりませんが(笑)、日本のプロオケではそこそこ古株のほうですね。


2018年(平成30年)度のシーズンは、まずは待ちに待っていた曲からスタート(4月)。

小泉監督自らのタクトで、ブルックナーの第5交響曲!

ブルックナー・ファン、そしてこの曲のマニアとしては堪らないプログラムです!!

九響によるブルックナーは、2014年の第1交響曲以来ですから、久方ぶりです。



5月の定期には、ウィーン・フィルのオッテンザマーがモーツァルトのクラリネット協奏曲のソリストとして登場します。


6月の定期は若手の垣内さんが登場。
メモリアルイヤーのバーンスタインとドビュッシーを取り上げます。


7月定期は、ザルツブルク音楽祭でウィーン・フィル相手に「ファウスト」を振ったアレホ・ペレスが登場し、モーツァルトの「ジュピター」とホルストの「惑星」というベタな組合せのプログラムを担当。


9月定期は再び小泉監督が登場し、これまた大物のマーラーの第8交響曲♪


11月定期は、2年ぶりにバッティストーニが登場し、「カヴァレリア…」の演奏会形式での上演。
前回の「道化師」が大成功だったので、今回の期待値も高まります。


12月定期は、コリン・デイヴィスの息子、ジョセフ・ウォルフが登場し、お国もののエルガーの第1交響曲を披露。


2月定期は、鈴木優人さんが登場。
古楽だけではなく、シベリウスの第6交響曲にチャレンジ。


3月定期は再び小泉監督。
お得意のグラズノフの第5交響曲に、小林美樹さんを迎えてのチャイコン。


定期に関しては、ヨーロッパ各地の作曲家を満遍なく網羅していて、非常にバランスがいいです。


特徴的なのは、ここ数年続いてきたリヒャルト・シュトラウスがプログラムから落ち、ストラヴィンスキーは3年連続の登場となります。



定期とは別枠の「天神でクラシック」シリーズ(定期とは会場が異なります)には、沼尻さんや前監督の秋山さん、そしてガロワがモーツァルトのフルート協奏曲の吹き振りを披露してくれます!


さらに別枠のマチネで行われる「名曲コンサート」シリーズには、ピアノの小山さんと堀米さんという日本人ソリストが、各々チャイコフスキーとメンデルスゾーンの協奏曲を披露してくれます。


九響はベテラン団員がそろそろ定年を迎える時期にあたり、オーディションも活発になり、ここのところ全国各地から優秀な若い楽団員が新規に加わっていて、さらに磨きがかかっています。

東京公演とかあると、在京の皆様にも今の九響の実力をご理解頂けると思うんですが(特に木管のアンサンブルは出色で国内屈指だと思います!)、福岡にいらっしゃる機会がありましたら、是非コンサートに足を運んで頂けると、一ファンとして有り難いです。

幸いと言うか不幸にもと言うべきか、一部の公演を除いては、チケットが完売することは稀ですので(苦笑)、当日でも大抵は大丈夫ですから(^-^;)


因みにお金の話で恐縮ですが、定期演奏会のチケット代は以下の通り。

S…5200円
A…4200円
B…3100円
学生…1100円


どうです?
東京ではちょっとあり得ない特価だと思いますよ~

安かろう悪かろうではありませんので、どうぞいらっしゃってくださいませ~♪
聴きたいです。


というタイミングで出てきてくれたCD


・ブラームス ピアノ協奏曲第1番

エマニュエル・アックス(Pf)


・シューマン ピアノ四重奏曲

エマニュエル・アックス(Pf)
コンセルトヘボウ管の弦メンバー


・ブラームス  ヴァイオリン協奏曲

フランク=ペーター・ツィマーマン(Vn)


ハイティンク&コンセルトヘボウ管

協奏曲二つは2010年の録音、シューマンの2016年の録音。


ハイティンクはシャイー時代のコンセルトヘボウ管には、「私の頃と音が変わってしまった」と嘆き、いささか距離を置いてましたが、シャイーが去った後は名誉指揮者として再び頻繁に共演しているようで何より。

近年は、長老としてベルリン・フィル、ウィーン・フィル、バイエルン放送響、シカゴ響、ロンドン響、そしてこのコンセルトヘボウ管といった超一級のオケとの共演に絞っている感のあるハイティンクですが(年齢も年齢ですし)、それでも老いてもなお若々しい音楽を作ると個人的には思います。


フルトヴェングラーやクレンペラーのように、晩年に至ると躍動感が減り、その分は構築感と彫琢でカバーするような指揮者も入れば、よほど死の直前まで若々しい演奏を披露した例えばシューリヒトやヨッフムのような指揮者もいます。

ハイティンクやあるいはブロムシュテットなんかは、後者に属するのかな?

まぁ、元気で何よりです(^-^)


このCDですが、音質は優秀で、特にツィマーマンとのVn協奏曲は息遣いまで伝わってきます。

また、素晴らしいピアニストであるのにもかかわらず正規録音が極めて少ないアックスが登場してくれたことには、本当に感謝です!

傑出した技巧を求められる作品ではありますが、それをひけらかすことの無いアックスの演奏は流石です。


そしてハイティンク。

今日では、「次はブルックナーが出るのか、マーラーが出るのか?」とファンを期待させますが、この人はブラームスとも非常に相性がいいですよね。

交響曲は全曲録音を3度、それも異なるオケと行ってますよね。

初回のコンセルトヘボウとの特に第2交響曲は、録音史上屈指の名演だと思いますし、ボストン響との全集もお見事でした。

間もなく90歳も視野に入ってきますが、益々の活躍と健在を祈りたいです☆

九響の定期演奏会に行ってきました。


プログラムは以下の通り


アジアに開かれた街・福岡&九州ということで、アジアの音楽家を招く九響。

九響初演の現代中国人作曲家の作品が登場。

これはFlのソロを多用し、「牧神」に似た感じなんですが、和声は個人的にはそこまで印象派的なものではなく、わりと聴きやすかったです。

あとはEHも活躍するという特徴が有りました。


ラヴェルの協奏曲は、このオケの管楽器の素晴らしさを堪能できました。
(個人的にはソリスト以上に(笑)


メインのシベリウスは、私の苦手な作曲家の一人(^-^;)

その最も人気のある作品ですが、やはり好きにはなれなかったですね。
九響も必死の熱演を展開してくれたので、これはもはや私個人の好みの問題ということで消化します(^^)


なお、ロビーコンサートが秀逸でした。


ハーグの音楽院で教鞭を執っている台湾出身の作曲家だそうです。

京劇をモチーフにしたもので、中国の小さなシンバルみたいなやつ(名前が分からない)を用いた作品なんですが、奏者が掛け声や口笛を駆使したかなりアバンギャルドなもの。

即興の振り付けもあり、ロビーコンサートは大盛り上がり。

世の中、知らない音楽がまだまだあります。


なお次回の定期演奏会は


ドイツ正統派のオピッツが登場してくれます!

そして「ハルサイ」!