ゲヴァントハウス弦楽四重奏団がやって来ましたので、ちょっと遠出してきました。

(写りが悪いですね(^-^;))
曲目は
モーツァルト 弦楽四重奏曲第21番
シューベルト 弦楽四重奏曲第12番
ブラームス ピアノ五重奏曲
ピアノは横山幸雄さん。
田舎の文化施設のホールで、客席は半分ほどしか埋まっていませんでした。
人数にして250人くらいかしら?
東京なら普通に埋まるのでしょうが、福岡のそれも田舎ともなると、なかなか厳しいんでしょうね。
だからという訳ではないのでしょうが、ピアノの横山さんでテコ入れしたのかな?と穿った見方をしてしまいました(苦笑)
個人的には、このカルテットは現代最高峰のカルテットだと贔屓にしていて、特にベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全曲録音は、21世紀のこれらの作品のスタンダードと言っても過言ではないと信じてます。
今回はベートーヴェンが無かったのが残念ではありますが、彼らの十八番のドイツ音楽がズラリと並びました。
プログラムに寄せた横山さんのインタビューでは、この地方の小さなホールは珍しくスタインウェイとベーゼンドルファーがあるとのこと。
昨日はスタインウェイでした。
ブラームスならベーゼンで聴きたかったという思いもありましたが…
座席は前から7列目のまんなか辺りなので、座席の高さと舞台上の奏者の高さがほぼ同じという、非常に恵まれた感じで、音が真っ正面から聴こえてきました。
九響定期の会場であるアクロスだと、なかなかそういう席には当たりませんから、ラッキーでした。
まずはモーツァルト。
4人がにこやかに笑みを浮かべながら演奏をする様は、これこそ室内楽、ひいては音楽の楽しみなのだなぁ、演奏することができる人の特権だなぁと、羨ましくすら感じました。
第3楽章のトリオでVcがソロになり、ストバイなどが伴奏に回る箇所のバランスの切り替えも絶妙!
シューベルトは、彼お得意の放置プレイの典型的な作品。
なんで完成させなかったのだろう?と不思議に思う傑作だと思うんですが。
モーツァルトとは対照的に緊張感に満ちた作品です。
スル・ポンティチェロの効果もあり、さらにその緊張度を高める作品です。
縦の線もさることながら、やはり4つの楽器の間の譲り合いというか、バランスの取り方は絶妙だと感心!
そしてメインのブラームス。
ごく若い頃のブラームスは、アイデアを全てぶちこんだような作品が多いですが、この頃になるとだいぶ練れてきた感じがします。
彼らしい憂いに満ちたf-mollという調性も魅力的☆
眼前にして改めて感じたことは、アンサンブルはそれがオケであれ室内楽であれ、ヴィオラの巧拙がかなり物を言うものだということ。
あの低音と高音との間でうまく調和させる機能は、地味ではあるけど、あれがないと途端に響きが薄っぺらくなるんだろうなぁと思いました。
終演後、楽屋口で4人のメンバーから、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲録音の解説にサインを頂戴しました(^-^)

なにはともあれ、福岡の田舎で贅沢な一時でした♪