2024年6月20日 前営業日の主な要人発言(為替) | ファンダメンタルなアウトローのFX

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 前営業日の主な要人発言

 

20日16:25 神田財務官
「為替、今後とも過度な変動に対してはしっかりと対応していく」
「為替相場、金利差も重要な要素の一つだが様々な要因で決定される」
「5月末公表の為替介入、投機による過度な変動への対応でかなり効果あった」

 

〔解説〕

神田氏がいつもいっていることですが、159円になり為替介入への警戒感が再燃したため、発言に重みがでてきました。



20日16:35 スイス国立銀行(中央銀行、SNB)声明
必要に応じて外国為替市場での介入も行う意向
基礎的なインフレ圧力は前四半期と比較して再度低下
「本日の政策金利引き下げにより、SNBは適切な金融状況を維持することができる」
「引き続きインフレの推移を注意深く監視」
「中期的な物価安定と一致する範囲内にインフレを維持するため、必要ならば金融政策を調整する予定」
2024年のインフレ率は1.3%と予測(従来は1.4%)
「25年のインフレ率は1.1%と予測(従来は1.2%)」
「26年のインフレ率は1.0%と予測(従来は1.1%)」

20日17:15 ノルウェー中銀(ノルゲバンク)声明
2024年の政策金利見通し4.5%(3月予測4.4%)
「25年の政策金利見通し4.1%(3月予測3.9%)」
「24年コアCPI見通し4.0%(3月予測4.1%)」
「25年コアCPI見通し3.4%(3月予測3.2%)」
「以前の予想よりもやや長期間にわたり引き締め的な金融政策スタンスを維持する必要がある」
「政策金利は年末まで据え置かれ、その後段階的に引き下げられるだろう」

20日17:28 ジョーダン・スイス国立銀行(スイス中銀、SNB)総裁
「基調的インフレ圧力が低下」
「引き続き状況を注意深く監視し、必要に応じて政策を調整」
「政策金利ついてフォワードガイダンスは提供しない」
「スイスフラン高は金融情勢にインパクトを与える」
「外国為替の動向は非常に重要であり、インフレ見通しに影響する」

20日18:29 バーチェ・ノルウェー中銀(ノルゲバンク)総裁
 「金利見通しは2025年に合計0.75%の利下げを示している」

20日18:35 シムシェキ・トルコ財務相
「トルコは持続的で強力なディスインフレの瀬戸際にいる」
「来年のインフレ率は10%台半ばになり、その後は一桁台になる可能性」

 

〔解説〕

トルコリラは直近のCPIが75%。財務省の発言の背後には、先日発表した財政緊縮(公共事業費15%減少)がある。景気縮小が期待できインフレも縮小するとみられます。



20日20:02 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
「MPCは7対2で5.25%の据え置きを決定」
2人が0.25%の利下げを主張
7月4日の総選挙の時期は今回の会合での決定とは関係ない
「中期的に2%のインフレ目標を持続的に達成するために必要であると判断された」
インフレ率は短期的には2%目標に近づくと予想されていたが、年後半には2.5%程度まで若干上昇すると予想
地政学的要因による短期的なインフレ見通しの上振れリスクは引き続き残る
5月報告書を前提とし、インフレ率は2年後に1.9%、3年後には1.6%まで低下
「5月報告書の CPI 予測に示されたインフレ持続のリスクについては、引き続きさまざまな見解」
「インフレ持続の主要指標は引き続き緩やかになっているが、依然として高い水準にある」
「中期的にインフレ率を2%目標に持続的に戻すため、十分な期間引き締めを続ける必要」

 

〔解説〕

BOEは事実上、インフレ見通しを上方修正しました。そのため今回の利下げを見送ったことが大きいでしょう。BOEが何と言おうと選挙に忖度したのは事実です。


※時間は日本時間

 

 

 

 要人発言に関する報道

 

とくになし

 

 

 

 

 

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