今週の相場予定
※特に重要と思われるファンダメンタル情報をピックアップしている
※トレンド&リスク戦略(トレード手法)で役に立つという基準で情報を載せている
※諸事情により発表予定は変更される場合がある
※情報が入り次第、上記予定を修正する場合がある
為替相場を値動きさせる要因
金融政策、経済指標
☑ 英・BOE政策金利
☑ 豪・RBA政策金利(利上げする可能性が少しある)
☑ メキシコ・BOM政策金利
☑ 日本・現金支給総額(日本利上げの可能性を観察)
☑ 中国・財新非製造業PMI
要人発言等、イベント
☑ FOMC後のFRB要人発言
☑ BOE要人や四半期インフレレポート
☑ GWが終わりマーケットは平常運転に
☑ Appleイベント(米株価に注意)
☑ ゴトー日(10日)
想定されるリスク要因
☑ イラン・イスラエル 地政学リスク
☑ ウクライナ・ロシア 地政学リスク
☑ 中国の景気減速、経済危機リスク
☑ FOMCや雇用統計後の相場観の変化
☑ 激しい長期金利や為替変動のリスク
決算
<米国>
5/7 ディズニー
5/8 ウーバー(配達)、アーム(半導体設計)
<欧州>
とくになし
今週の相場見通し(為替)
今週は、比較的材料難となり、FOMCに雇用統計が終わった後の事後整理がおこなわれるでしょう。先週の激しいファンダメンタル情報と来週に控える米CPI、小売売上高の狭間という立ち位置になります。
アメリカでは、要人発言が注目されます。FOMC後に最初の発言をする要人は複数いるため、どんな意見を持っているか?雇用統計等の感想も含めて、注目されます。
金融政策が多くあります。英国、豪州、メキシコとそれぞれ人気通貨の国ですね。英国とメキシコは利下げのタイミングを測っている段階。豪州には利上げの可能性が少しですがあります。そうした中、どういう判断をそれぞれがするでしょうか?値動きが想定されます。
日本では現金支給総額がでます。この指標はCPIと並んで日銀追加利上げを判断する資料として機能するでしょう。かつては注目されない経済指標でしたが、注目度が上がってきました。発表後に相場が乱高下する可能性もあります。日本は火曜より平常運転になり、投資活動も活発化します。
付け加えですが、当局による為替介入(第3弾)の可能性は当面後退したと言えるでしょう。ただしドルが押し目かいされて再上昇する可能性はあります。
株式市場は、決算発表が少ない週になります。しかしAppleイベントがあり、毎年恒例の乱高下があるかも知れません。
先週の注目ニュース
円相場が一時1ドル=153円台へ急伸した日本時間2日早朝の外国為替市場で日本の通貨当局は円買い介入を行っていた可能性が高い。日本銀行が2日公表した7日の当座預金増減要因の予想値と市場の推計値に大きな開きがあり、介入が要因とみられる。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は1日、年内利下げへの期待を残した。一方で、予想を上回るインフレ統計などの発表が続いたことで、物価上昇圧力が緩和しつつあるとの確信の度合いが低下していることを認めた。
米金融政策見通しに最も敏感な2年債利回りは一時17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し4.71%となった。雇用者数の伸びが予想に届かなかったことに反応した。利下げ開始時期については、早ければ9月との見方が強まり、従来の11月から前倒しされた。市場はまた、年内に25bpの利下げ2回との見方を再び織り込んだ。
運用資産総額1兆8600億ドル(約288兆円)の米運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント(ピムコ)は、2024年の日本銀行の金融政策について、年内2回の利上げをベースケースとして想定している。
(ホームページ) https://fundamental.shop-pro.jp/