3月8日 前営業日の米国市場 pickup | ファンダメンタルなアウトローのFX

ファンダメンタルなアウトローのFX

FXトレードの勝ち筋は「勝率を追うのでなく、優位性を
確保する」ことです。個人投資家にはファンダメンタル
分析が必要な時代になりました。AI技術も活用して、
個人がFXで勝てる時代が到来です!

前営業日の米国市場の総括です。

為替を知るには株式市場、長期金利、商品市場の知識が必要になります。

 

相場の何故?を知ることで、トレードは優位になります。

たとえば米国株が値動きした理由を知る事で、明日のドル相場のヒントが得られるでしょう。

 

 

 

 
Fundalia(ファンダリア)
HP https://fundamental.shop-pro.jp/

 

 

〖項目〗

1. 米長期金利/国債市場

2. 米株式

3. 米原油先物(オイル市況)

4. 米金先物(ゴールド市況)

5. 米為替市場 NY時間の為替概況

 

※他市場を知っていただきたいため、為替概況は最後に載せています

 

 

 

〔米長期金利/国債市場〕

〔米株式〕

8日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落。終値は前営業日比68.66ドル安の38722.69ドルとなった。2月米雇用統計は雇用の伸びが予想を上回った一方、賃金の伸びが予想を下回ったことから、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げが意識されて買いが先行した。ただ、構成銘柄ではないものの、これまで相場上昇をけん引してきたエヌビディアが上場来高値を付けた後に5%超急落すると投資家心理が悪化。他の半導体関連株にも売りが波及し、相場全体を押し下げた
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに反落し、同188.27ポイント安の16085.11で取引を終えた。上昇して始まったものの、
半導体株を中心に利益確定売りが優勢になると失速した。決算内容が嫌気されたブロードコムの下げがきつかった

 

 

〔米原油先物(オイル市況)〕

8日のニューヨーク原油先物相場は続落。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)4月限の終値は前営業日比0.92ドル安の1バレル=78.01ドルとなった。国際エネルギー機関(IEA)の石油市場担当者が今年は需要の伸びが鈍化する一方で、南北アメリカからの供給増によって供給は比較的潤沢になるとの見通しを示すと、石油需給の緩みを意識した売りが出た。

 


〔米金先物(ゴールド市況)〕

8日のニューヨーク金先物相場は7日続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心となる4月限の終値は前営業日比20.3ドル高の1トロイオンス=2185.5ドルとなった。6日連続で史上最高値を更新した。2月米雇用統計が弱い内容となり、米金利低下が進むと金利がつかない資産である金の投資妙味につながった。一時は2203.00ドルまで上値を伸ばす場面もあったが、その後は米長期金利が上昇に転じたほか、高値警戒感なども意識されたことで伸び悩んだ。

 

 

〔為替(ニューヨーク時間)〕

8日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4日続落。終値は147.06円と前営業日NY終値(148.05円)と比べて99銭程度のドル安水準だった。日本時間夕刻に伝わった「日銀は18-19日の金融政策決定会合でマイナス金利解除に傾く政策委員が増えている」「日銀は国債買い入れ規模を示す新たな量的金融政策の枠組みを検討」との観測報道を受けて、欧米市場でも円買いが入りやすい地合いとなった。
 米労働省が発表した
2月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比27.5万人増と予想の20.0万人増を上回ったことが伝わると、当初はドル買いで反応し一時147.45円付近まで値を戻す場面があった。ただ、過去2カ月の数値が下方修正されたほか、失業率が3.9%と予想の3.7%よりも悪化し、平均時給が前月比0.1%上昇/前年比4.3%上昇と予想の前月比0.3%上昇/前年比4.4%上昇を下回ったことからすぐに失速。米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げが意識される中、ドル全面安の展開になると一時146.49円と2月2日以来の安値を更新した。
 市場では米雇用統計について「予想よりも弱めの内容と受け止められ、FRBが近く利下げに動くとの観測が改めて台頭した」との声が聞かれた。

 ユーロドルは3営業日ぶりに小反落。終値は1.0939ドルと前営業日NY終値(1.0948ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。米雇用統計発表直後に一時1.0921ドルと日通し安値を付けたものの、FRBの早期利下げ観測が高まる中、一転ドル売りが優勢になると一時1.0981ドルと1月12日以来の高値を付けた。
 ただ、
「欧州中央銀行(ECB)当局者らは初回利下げについて6月を圧倒的に支持している」との一部報道が伝わり、ECBの利下げが意識されると徐々に弱含んだ。3時30分過ぎには1.0934ドル付近まで押し戻された。なお、「依然として4月利下げ開始を主張する一部当局者の支持を得るために、7月に2回目の利下げを行うという案も浮上している」という

 ユーロ円は4日続落。終値は160.86円と前営業日NY終値(162.08円)と比べて1円22銭程度のユーロ安水準。
日銀の早期政策修正観測が高まる中、日本時間夕刻に一時160.62円と日通し安値を付けたが、NY時間に限れば161.00円を挟んだもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

 代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは乱高下。
対ドルで一時7万0085ドル前後と7万ドルの大台を突破し史上最高値を更新したものの、最高値を更新した達成感から利益確定目的の売りが膨らむと急失速した。1時過ぎには6万6186ドル前後と日通し安値を付けた。もっとも、先高観を背景に押し目買い意欲も旺盛で下押しは限定的。取引終盤には6万9000ドル台半ばまで持ち直した。

 

 

ファンダメンタル分析によるFX投資は、Fundalia(ファンダリア)