※ポジションは記事下方にあります
トレードの現状などは、時が進むにつれ内容を修正しながら更新していきます。
トレードの現状
11/17に、ドル/円(Short)をポジションをとりました。(ポジションは下の方に掲載)
トレードが目論見通り進む限り、中期でポジションを抱える予定です。トレード手法としては中期トレード法となります。
現在保有のポジションは次の通りになります。
なお、今回のトレードをブログ記事にするまで時間がかかってしまいましたが、Twitter(X)でポジション報告はしています。FOMCの最中にポジションしたという呟きをしたタイミングが、このトレードとなります。
通貨ペア | ポジション |
取引レート 決済レート |
2023/12/13 ドル/円 |
1,000,000(Short) |
144.20 -- |
※トレード公開はファンダメンタル投資の考えを伝えるためにおこなっています
※細かい単位は判りやすくするため、端数を整理してあります
※本記事における1日は朝6時~翌朝6時(日本時間)と変則設定になっています
※ポジション公開記事は、基本的に数時間~1日ほどディレイ(遅らせて)しています
投資の根拠
12/13FOMCは、中立的、タカ派的、ハト派的といういずれの結果もあり得ました。ただ、長期的な視座に立つと、アメリカ金利は必ず下がる状況でもありました。
もし直近の雇用統計、CPIが強かったことで、FOMCがタカ派に動くなら短期的なドル高相場を利用したFXトレードが実現したでしょう。日銀がタカ派に動くまで金利差が動かないため、ある程度のドル高が見込めたからです。
一方、もしFRBがハト派色を強める結果の場合、長期トレンドがドル安であるため、これに沿ったトレードが成立し中長期的なドル売りが成立します(スワップ損は大きくなる覚悟が必要)。
FOMCの結果、想定を超えるハト派姿勢をFRBもパウエルFRB議長もしました。非常に強いハト派姿勢です。これで強い投資の根拠を確保できました。即座にドル売りして構わない程にFOMCの内容は、強烈だったと思います。
FOMC翌日の金利予測
FOMC直前の金利予測
上記CME金利予測は、FOMCの1時間前(直前)とFOMC翌日の昼頃にとったデータです。1/31の予測を見るだけで分かるでしょう。5.00-5.25%になる確率が4.1%⇒20.7%まで上昇しています。3/20の予測は42.0+1.7%⇒69.9+17.4%へ跳躍しています。既にマーケットでは3月に利下げをしないと考えていません。
この流れに沿うと、利下げを既定路線にしたドル安が進むのは確定的でしょう。もちろん個々の場面で反騰するでしょうが、大きな流れはドル安になります。
詳しくは、「FOMC結果&ドル相場見通し考察」のブログ記事(下記link)をお読みください。この考え方に沿って、トレード実施しています。
非常に面白い内容となっています。
ドル/円相場について
2023/12/13-14 ドル/円(10分足)
トレードは、12/13(28:00)(日本時間翌4:00)過ぎのドル急落相場を利用しました。
ご覧になって分かる通り、FOMCが始まる前は145円25銭あたり、日通しでは145円60銭程度だったのが、FOMC後6時間で142円を割るところまで暴落しています。
なぜ、ドル/円がこれほど急落したのでしょうか?
それはFOMCで得られた結果から、ファンダメンタル修正が行われたからです。そもそも為替相場とは、経済指標とかテクニカル指標で値動きしません。何らかの理由によって、ファンダメンタルが大きく修正される時(つまり金利が修正される時)、為替相場は動意を得ます。それ以外の値動きは些細なものだけです。
このFOMCの場合、声明文、金利ドットプロット、FRB経済予測、パウエルFRB議長発言を通じて、ファンダメンタルや金利の方向性が大きく変わりました。それはFOMCの最中に逐一入ってくる情報を見るだけで分かります。
そしてファンダメンタル修正が、極めて大きいものでした。FRB金融政策の大転換を不意に発動する内容だったからです。重要なのは「政策転換をしたこと」および「サプライズ性(不意)があったこと」が重なったためです。FRBがハト派になればドル売りなのですが、このような強いハト派要因を、ドル相場は織り込んでいませんでした。
これが、ドル急落の真実です。
そして中期的に見渡すと、ドル相場はFRB利下げを更に織り込んでいく事となるでしょう。140円割れは時間の問題と想定されます。
記事は以上です。
Fundalia(ファンダリア) 2023/12/16
2023年はありがとうございました。2024年も一層の御贔屓をよろしくお願いいたします。
もし、金融政策や経済指標の動きを分析して為替予測が出来るようになりたいなら、上記のlinkへお進みになってください。貴方がファンダメンタル分析にトライする時期が巡ってきたら、ぜひFundalia(ファンダリア)の手法を思い出してください。お役に立てると思います。