「ファンダメンタルは、要人発言で激変する」
ファンダメンタル(≒相場観)が激変する時があります。激変するケースの1つに要人発言があります。2023年9月に植田BOJ総裁がマイナス金利解除を匂わせる発言があり、瞬間的でしたが猛烈な円高になりました。数円動かすケースはよくある事なのです。
要人発言を時系列で確認すると、大きな相場変動をキャッチすることができます。
Fundalia(ファンダリア)
要人発言によるファンダメンタル分析
昨日、植田BOJ総裁とベイリーBOE総裁が講演しました。どちらもインフレ率について問題を抱えた国です。
植田BOJ総裁は、つまりハト派を継続しますと再びアナウンスしたに過ぎません。ベイリーBOE総裁は、直近で大きく下がったもののインフレを下げるのは大変と発言。さらに景気後退も意識しながらの発言となりました。
前営業日の主な要人発言
27日15:15 植田日銀総裁
「2%物価目標の実現、十分な確度では見通せない」
「賃金・物価の好循環へ良い芽出ているが、不確実性高い」
「保有ETFの処分方法を具体的に議論する段階になっていない」
27日16:55 ベイリー英中銀(BOE)総裁
「利下げについて議論するのは時期尚早」
「インフレ率を2%に下げるのは大変な作業」
「最近のインフレ低下の多くは、エネルギーコスト高騰の緩和によるもの」
※時間は日本時間
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