米ドルを扱ったFXトレードについての、ブログ記事です。ドル相場の見通しについても詳しく書いています。
Fundalia(ファンダリア)
※ポジションは記事下方にあります
トレードの背景
ドル/円(Long)をポジションしています。 現レート:134.60近傍
植田和男・BOJ総裁(候補)の国会質疑が終わりました。概ねハト派だったと思います。ロイター記事ではYCC正常化との言葉が躍っていますが、必要に応じてやると言っただけで、当面は現状の金融政策を踏襲すると述べています。
マーケットの解釈にもう少し時間がかかるでしょうが、概ねハト派という結論になるはずです。日本・消費者物価指数(CPI)もモメンタムをやや失っているデータでしたから、円は弱含みでしょう。トレードの合理性は成立しており、ポジション継続が確認されました。
相場環境
直近のアメリカ経済指標を確認すると、雇用は強く(人手不足)、賃金もそこそこ強く、消費が滅法強く、PPI(生産物価)も強かったです。つまり先行きのインフレ率を下支えするデータが揃いました。しかもかなり強いデータです。先日のCPIも強含みでした。
FRB要人から「ターミナルレートを引き上げる」を示唆する発言が続いています。5%をかなり超える政策金利になる可能性が出てきました。こうなればドルを買うしかなくなります。3/22FOMCは、かなり強くタカ派姿勢を打ち出す可能性があり、金利ドットプロットも上方修正されると見込まれます。
2/22発表のFOMC議事録(2/1FOMC分)では、「0.50%利上げ」も検討材料だったようです。マーケットの思惑以上にタカ派であるようです。そしてFOMC以後の雇用統計、CPIといった最新データは非常に強く、現状では2/1時点よりタカ派になっていると想定されます。
高金利の長期化や利上げ回数の増加など、アメリカ経済は更なる利上げを体験することとなりそうです。
これを踏まえれば、ドルが買われる確率は極めて高いと結論付けられます。
円についても少し考察します。
植田和男・BOJ新総裁(候補)が4/8より就任見込みです(まだ正式には決まっていない)。彼のデビュー戦は4/28BOJ政策金利になります。この回は、非常に注目されるでしょう。一挙一動、一言で円相場は乱高下します。それは信頼できる人物かを見定める作業も含まれます。
思った以上にハト派に振舞うと見られ、そうであるならばドル/円(Long)は妥当性あるトレードになるでしょう。しかし、ここまでにタカ派の印象に塗り替わると、このトレードが妥当性をもてない可能性もあるでしょう。注意して確認しなければなりません。
ポジション
通貨ペア | ポジション |
取引レート 決済レート |
2023/2/16 ドル/円 |
400,000(Long) |
133.90 -- |
※トレード公開はファンダメンタル投資の考えを伝えるためにおこなっています
※細かい単位は判りやすくするため、端数を整理してあります
※本記事における1日は朝6時~翌朝6時(日本時間)と変則設定になっています
※ポジション公開記事は、基本的に数時間~1日ほどディレイ(遅らせて)しています