〖命題〗為替相場は、どのように値動きするのか? | Fundalia since 2007

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トレンド&リスク戦略というファンダメンタル手法を使ったFX投資
為替を最も値動きさせるのはFOMCや金融政策
ならば金利を重視して投資するのが賢いでしょう

Fundalia(ファンダリア)が取り組んでいる、ファンダメンタル分析のノウハウを

ブログで紹介しています。ご参照ください。

 

FX投資で上級者を目指したい方を念頭に、記事を書いています。

 

 

 

 

 

為替相場は、どのように値動きするのか?(命題)

 

個人投資家としてFXトレードに臨むには、為替相場が値動きする仕組みについて知る必要があると思います。「仕組みは分からないが、とにかく当てたい(勝ちたい)」と考える方は、非常に多い印象があります。

 

仕組み論については、さまざま方が論じています。ここでは、私どもFundalia(ファンダリア)の解釈に基づいた説明をして参ります。役立つ知識と感じた部分は、ご自身に投資にフィードバックなさってください。

 

 

 

 

為替相場は、ファンダメンタルに必ず追随する

 

結論から言いますと、「為替相場はファンダメンタルが変化し、それに呼応する形」で値動きします。つまり、為替相場はファンダメンタル(経済・景気・金融)の動き追随するように値動きします。

 

ファンダメンタルの変化を観察して分析する仕組みを整えれば、FXトレードを攻略する糸口が得られます。

 

 

2022年、ドル/円は40円近く上昇しましたが、何故でしょう?

 

 

ファンダメンタルに追随するという考え方は、簡単に証明できます

上記のドル/円チャートをご覧ください。

 

2022年にドルが大きく買われ、最終的に為替介入に至ったことは皆さまもご存じでしょう。では、なぜドルはこのように強く買われたのでしょうか?

 

FRBの利上げと連動してドル買いが発生しました。FOMC出始めて利上げをしたのが、2022年3月16日です。チャートでいう2022年1Q後半からドル/円が急騰したのと重なることが判るでしょう。

このように金利(利上げ)と関わる形で為替相場の値動きは生じます。これが為替相場が値動きを起こす理由です。

 

 

つまり、ファンダメンタルが変化することによって為替は値動きを起こすと言えるため、その変化を把握することができれば、FXトレードに活路が見えてきます。

 

 

 

 

金利とファンダメンタルの関係とは?

 

ファンダメンタルの変化は、最終的に金利で表現される」。これが金利とファンダメンタルの関係です。ゆえに「為替相場は、金利に決定的な影響を受ける」という投資ロジックが生まれます。

 

金利は景気が良くなるのに反応して上昇する傾向があります。雇用統計や消費者信頼感指数(CPI)が強いデータになると、ファンダメンタルは上方修正(=変化)されます。すると、長期金利(=国債利回り)はそれに呼応して上昇します。

アメリカの長期金利が上昇している日は、ほとんどのケースでドルも買われています。確認なさってみると良いでしょう。短期的な事情で不一致になる人もありますが、中長期チャートで確認すると、明瞭な一致が見られます。

 

 

つまり、金利(=ファンダメンタル)の変化が為替相場を動かしている。為替相場の仕組みは、そのように解釈できるでしょう。冒頭に示した結論の通りになります。

 

 

 

もっとプロに近い視座でFX投資をしませんか?

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初稿 2023/1/28