6月29日 ニューヨーク市場 pickup  | ファンダメンタルなアウトローのFX

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もし、投資に必勝法があるとするならば、それは他の投資家に対し覆しようがない程の知識差を有する事と思います。投資は、「誰から(どこから)利益を搾取するのか?」と「それを、どのような手法で実現させるのか?」の2点から成り立っています。倫理は重要ではありません。仕組みが整っているか、否かが問われます。
 
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〔米株式〕

29日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発。終値は前営業日比82.32ドル高の31029.31ドルとなった。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め加速が景気悪化を招くとの懸念から売りが出たものの、期末を控えて金融機関のリバランスに伴う株買いへの思惑が相場を下支えした。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅ながら3日続落し、同3.65ポイント安の11177.89で取引を終えた。

 

 

〔米長期金利/国債市場〕

 

 【国債の基礎知識】

債券(国債)買いが入ると、長期金利は低下する。債券価格と長期金利は反相関している。なお、文面での売り買いは債券について述べている。文面は、長期金利ではなく債券価格の解説となっている。

 

 

〔米原油先物〕

29日のニューヨーク原油先物相場は4日ぶりに大幅に反落した。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)で8月限の終値は前営業日比1.98ドル安の1バレル=109.78ドルとなった。
 需給ひっ迫への警戒感が更に高まるなかで底堅く推移し、米エネルギー省(EIA)の週間石油在庫の発表後には114ドル台に乗せた。原油在庫は276.2万バレルの取り崩しだった。もっとも一巡後は一転して売り戻しが優勢に。先週末から上昇し続けていた後なだけに反動も大きく、109ドル台に入り込んで引けた



〔米金先物〕

29日のニューヨーク金先物相場は3日続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心となる8月限は前営業日比3.7ドル安の1トロイオンス=1817.5ドルとなった。1-3月期米GDPや同・個人消費の確定値が下方修正されると、安全資産とされる金に買い戻しが入った。もっとも為替相場でドル買いが対ユーロなどで進むと、割高感が生じたドル建ての金は上値を切り下げた

 

 

〔VIX指数(恐怖指数)〕

29日のシカゴ・オプション市場(CBOE)でS&P500種株価指数オプションの値動きに基づいて算出される変動性指数(VIX、恐怖指数)は低下。4時34分時点では28.18と前営業日の清算値28.36から0.18ポイント低い水準で推移している。

 

 

〔米為替市場〕

29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4日続伸。終値は136.59円と前営業日NY終値(136.14円)と比べて45銭程度のドル高水準だった。6月に続き7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%の大幅利上げの可能性が意識される一方、日銀は大規模な金融緩和策を維持。日米金融政策の方向性の違いに着目した円売り・ドル買いが優勢となった。23時過ぎに一時137.00円と1998年9月以来約24年ぶりの高値を更新した。
 ただ、そのあとは24年ぶりの137円台乗せとあって達成感から利食い売りなどが優勢に。米10年債利回りが3.08%台まで低下したことも相場の重しとなり、136.35円付近まで伸び悩む場面があった。
 なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日、欧州中央銀行(ECB)年次フォーラムで「米経済は力強い状態にあり、FRBは堅調な労働市場を維持しながらインフレを2%に戻すことができる。ただ、ここ数カ月この任務は難しさを増している」などと発言。また、「ドルは強くなっている。ディスインフレ的な傾向だ。我々はドルの水準に責任を負わない」などと述べた。

 ユーロドルは続落。終値は1.0442ドルと前営業日NY終値(1.0519ドル)と比べて0.0077ドル程度のユーロ安水準だった。6月独消費者物価指数(CPI)速報値の伸び率が前月から鈍化し、予想を下回ったことで、インフレ加速が一服するとの観測から欧州債利回りが低下。全般ユーロ売りが先行した。FRBの金融引き締め加速が意識されたことで、ドル高の様相も強まり一時1.0435ドルと16日以来約2週間ぶりの安値を更新した。
 なお、ラガルドECB総裁はECB年次フォーラムで「低インフレの環境に戻る可能性は低い」「7月にどうなる可能性があるかすでに明確に示している」などと語った。

 ユーロ円も続落。終値は142.63円と前営業日NY終値(143.19円)と比べて56銭程度のユーロ安水準。ドル円の上昇につれた買いが先行すると、一時143.85円と日通し高値を付けたもののその後失速した。独インフレ率の伸びが鈍化したことで、ユーロ全面安の展開となり一時142.49円と日通し安値を更新した。
 なお、ユーロ豪ドルは一時1.5166豪ドル、ユーロNZドルは1.6778NZドル、ユーロカナダドルは1.3457カナダドルまで値を下げたほか、ユーロスイスフランは1ユーロ=1スイスフランのパリティ(等価)を割り込み、一時0.9966スイスフランと2015年1月以来7年5カ月ぶりの安値を更新した。