2018『舞台友情』初日マチネVol.32「秘密」観客編。 | 電卓男の友情日記

電卓男の友情日記

白血病になった女の子とクラスメイトとの絆の舞台『友情〜秋桜のバラード〜』について書いています。



突如
話があると言い出す信一。



何かが始まる予感。







どうやら
男子だけに言うつもりだったようです😅
女性から
差別だとかいろいろ言われて
(中学生にありがちですね笑)
少し困惑した様子の信一。

あれだけ不良だった信一が
こんな表情を見せるところも楽しいところ。
今まではでかい態度でキレてましたから(笑)



不良の、いや不良だった森山信一は
「友情」全体を通じて
どんどん変わっていきます。


ヒロインはあゆみかもしれないけれど
もっとも大きく変わるのは信一であり
この信一が大きく変わることによって
クラスが一段と大きく変わっていくのです。



特に後半。

あゆみの遺した功績も素晴らしいけれど
信一の残した功績は計り知れません。



あゆみは、「島崎あゆみ」という役を全うすることに集中すれば、成り立つ。
幸子も、「鈴木幸子」という役を全うすることに集中すれば、成り立つ。

ですが信一は、「森山信一」という自身の役、プラスあゆみに対してどれだけ関われるか。
また、クラスメートたちを引っ張る存在となり、みんなが信頼するような人物になり得るか。


私は、信一の出来によって
この舞台の「色」が変わると思っています。


なので、信一役の子には毎回厳しく見ていこうという持論です。




この「友情日記」を通じて
彼がどんな風に変わっていったか
感じてもらえると幸いです。




そしてあわよくば。
来年の舞台『友情』に足を運んでいただけたら。
ここに描かれたすべてのことを
生で観て感じていただけたらと思います。









舞台に話を戻します。

全員に話すため
信一を囲むように輪になるクラスメート。



いったい何を話しているのでしょうか。





おもしろいのは
みんなに無視され続けている幸子まで
ひそかにみんなの輪に近づき
こっそり聞き耳を立てているところ。



今まで
自分から
自発的に行動するということがなかったので
これだけでも
彼女が変わってきたこと
変わろうとしていることが伺えます。





聞いたとたん
おどろくみんな。




観客一同、
一体なんなの!?
ってなりますよね。




生徒のみんな
リアクションが毎年違うので
ここは観ていておもしろい。




賛同の声とともに
みんなの表情も観るのが楽しみです。
みんな揃って満面の笑み。
一番うれしいのは
提案した信一かもしれません。

幸子だけは
素直に感情を表現できずに
心からまだ笑えていない

でもほんのり
心の笑顔が
表情に垣間見えてきています。


ここから
ラストまでは
この幸子がどう変わっていくか
みんなとどのように打ち解けていくか
表情や細かいしぐさにも
注目してもらいたいと思います。


だんだんと
笑顔が増えてきて
うれしくてそうにしている様子
それを見ると
ホッとした気持ちになります。





さて。
一方で、
そんなみんなの楽しそうな輪に
入れていないのが、あゆみ。




みんなの楽しそうな様子を見て
当然、気になっている様子。





そりゃあそうですよね。
観客でさえ何なのか気になるのですから。




どうしたの?
とみんなに聞くのですが、
帰ってきた答えがなんと、、







それは、ひみつ。

































































































































































































































実家の夕暮れ

大きな銀杏の木があります















ーーーーーーーーーー
 
 
*読者の方へ*
 
このブログは、『友情』という舞台を行う意義、全体のストーリーや流れを熟知した上で、よりよくほかのお客様に観ていただけるよう、個人的な感想を書いているものです。
 
1人でも多くの方にこの舞台の存在を知っていただき、また実際にお越しいただいて、「白血病」という病気のこと、ドナー登録や献血の重要性を理解していただけることを第一に考えております。
 
そのためには、舞台の中心となる生徒役の役者さんたちが、もっともっと良い演技をすることが大事です。
 
私はそこに主眼を置き、生徒役の方々の演技の良し悪しをお伝えしています。
 
加えて、生徒さんたちが全力で稽古した成果も評価してあげたいと思っています。
 
「泣く」「叫ぶ」などといった演技を、「すばらしい」「リアリティがある」などと評価しているのは、すべて、上述のためです。
 
決して、現在病気と闘っている方々のことを憂慮していないわけではございません。
 
そのことをご理解いただいた上で、今後とも【電卓男の友情日記】をどうぞ宜しくお願い致します。