5個目のクロスステッチ・キットを開封してから3週間、そこそこ順調に進行している。
これまでの4作品と決定的に違うのは、刺しても刺しても今自分がどんな図案を差しているのか見えてこないこと。前回のサクランボだって私なりにそこそこ大作だったけれど、サクランボの粒とか葉っぱとか、一つ一つの部位は小さいから、どこの何を刺しているのかはっきりしていたのに対し、今回は（あらかじめ布の上部に印をつけておかなければ）図案の上下左右さえわからなくなる。そういう意味では意外と手強い。
が、これまでと違って刺しているのは猫の毛皮のもふもふである。植物や果物ならあくまでそういう図案を刺繍糸で浮かび上がらせるだけのことだが、今回のようなもふもふが相手となると、刺繍糸の縫い目の一つ一つが猫の毛並みの良し悪しに直結する。となると、以前にもまして慎重に丁寧に仕上げねばならん。
なかなか難しいけど、でも楽しいわ。