Victoria Episode 4 | First Chance to See...

First Chance to See...

エコ生活、まずは最初の一歩から。

 第4話の冒頭、やっとヴィクトリアはアルバートは出会う。子供の頃に会ったことがあるから厳密には「再会」だが、子供の頃のイケてなかった従兄弟の面影はどこへやら、久しぶりに会ったアルバートはヴィクトリアも思わず見とれるレベルの、たいしたハンサムだった。

 

 

 そりゃそうだ。だって中の人はトム・ヒューズだもの。

 

 それでも素直になれないヴィクトリアは、お付きの女官に質問する。あなたは彼を見てどう思った? すると女官は、"It's not for me to say, Ma'am."と断りを入れた上で、ちょっと照れたような笑顔で断言した。"Then yes, the Prince is very handsome."

 

 私も激しく同意!!!

 

 が、しかし。とびきりハンサムなアルバートは生真面目というか女性慣れしていないというか、ヴィクトリアに対してたびたび「喧嘩売ってる?」としか思えない発言をする。アルバート本人としては、ヴィクトリアからの求婚待ちという己の立場に馴染めない——根はジェントルマンなのに相手に媚びたくない気持ちが働くせいなのか、私の見たところ、ヴィクトリアとアルバートのやり取りは、ツンデレを通り越してマウンティング合戦の様相を呈していた。

 

 あるいは、この見てくれだもの、究極の不器用を装った究極の女誑し、といったほうが正しい?