出張土産にまつわる思い | 海外で 前に進む・振り返る

海外で 前に進む・振り返る

海外在住歴約17年、現在は家族5人で在クアラルンプール。
歳を重ねて感じるあれこれ、海外生活、子どものこと。
前に進みながらも振り返る日々を綴ります。

父の出張土産の思い出

こんにちは。

出張のお土産について。。

 

私の父は戦後の日本経済発展を支えた世代で、典型的な仕事人間でした。今は別人のように変わりましたけど。

海外出張が頻繁にあるような仕事ではありませんでしたが、私が知る限りでは3回海外出張がありました。

 

① 台湾

② アメリカ

③ 香港

 

どんな仕事で出張だったのかも知らないのにどうして父の出張というイベントを今でも覚えているか。

それは、「お土産」の存在が大きいのだと思います。

 

台湾土産

台湾は、私は小さすぎて覚えていないのですが、姉が言うことには、父はぶんぶんと飛ぶ飛行機のラジコンを買ってきた、と。

そして、狭くて天井の低い家の中をぶんぶんと飛ぶうるさい飛行機に、母が「どうして女の子なのにこんなものを」とかなり不機嫌だった、、、という話をもう何度も何度も聞かされていて、自分の記憶のように勘違いしそうなのですが、私自身はやはり覚えていないはずですニヤリ

 

衝撃アメリカ土産

アメリカ出張は、私が高校2年か3年の頃だったと思います。

これは何かのご褒美的な、研修旅行みたいなものだったように思います。

初めての本格的な海外旅行にスーツケースのレンタルだ、ウエストポーチの調達だ、と、そういうわさわさな感じも何となく覚えています。行先は、フロリダディズニーワールドともう1か所どこか。どこだったんだろう、今度確認してみよう。

そしてその時のお土産がすごかったびっくりマーク

 

ディズニーワールドで、24Kコーティングのミッキーのネックレスに色々なキャラクターのピンバッチみたいなもの。

そういうこまごまとしたものを、きちんと姉と私に同じものをそれぞれに。そんなにお揃いでなくてもいいんだけど泣き笑い

父からネックレスのプレゼントだなんて後にも先にもこれだけ。

かなり気に入って随分長いこと、チェーンが切れてしまうまでこのミッキーのネックレス使ってましたおねがい

 

そして。。。次にスーツケースから大量に出てきたのが、なぜなのかいまだに謎ですが、

 

小さなトラが連結するクリップ大量

 

トラの4本足がクリップ状になっていて、別のトラのしっぽを挟ませると、ひものようにトラが長ーくつながるという。。

 

1本に20匹くらいのトラが繋がっているものが、まずゾローって引っ張られて出てきて、皆でものすごく驚いて、えー何これー!?ってキャーキャー言っていたのですが、それが、次から次にゾロゾロと何本も何本も出てきて、スーツケースの片側全部トラ?っていうくらいの勢いであんぐり

母が途中からものすごく怒っていたのを思い出します泣き笑い

そりゃ怒りますよね。

私も今なら激怒しそうです。当時珍しかったのかもしれません。

でも、いらないです、そんなもの大量に。

そして、母に、ヘアブラシを誇らしげに、「はい、お母さん」と渡しました。

母が、「お父さん、これ、made in Japan って書いてる・・」と。

 

母へのお土産、このヘアブラシだけだったんじゃなかったかなー。。。

娘達におしゃれなネックレス買ってきて、自分には何だろうと思ってるのに、トラが続々と出てきて挙句の果てにmade in Japan のヘアブラシ。いえ、たとえ made in アメリカであったとしても、ヘアブラシって。

母のがっかりはどんなもんだったんだろうと思います。。

今度、父と母にこの件も、確認してみよう。

 

香港土産

香港は、私が最初の仕事について働きだしていた頃です。

母・姉・私に、シルクのパジャマを色違いで買ってきてくれましたニコニコ

このパジャマもなんだか相当長いこと愛用していました。

はっきりと覚えていないけど、母にはこれ以外にも何かお土産があったように思います、良かった!

この時も、「アメリカから帰ってきた時にはさー、ひどかったよねー」とトラの話で盛り上がりました。

 

。。。なんて、もううん十年も前の父の出張のお土産とそれにまつわる場面を思い出すって、なかなかすごいことだと思うのです。

もちろん出張のお土産だけじゃなく、旅行のお土産でも誕生日プレゼントでもいいんですけど、それぞれ違う感覚があるように思いますニコニコ

 

なので、私は出張に行った時には、家族に必ず何かお土産を買います。スケジュール的・場所的に、喜ぶようなものが買えない時でも、苦し紛れの空港土産でも何でも、何か買います泣き笑い

父のトラ事件のような奇抜なことはしないので強烈な記憶に残る、、ということはないはずだけど、大人になって、出張から帰った母のスーツケースから何かが出てくるのを待つ瞬間の気持ち、、みたいなのを懐かしく思い出すことがあったら暖かくていいかな、と思ってます。照れ

 

去年の出張の下の子ども達へのお土産。

行先と全く関係のない空港で買った苦し紛れ系ですが、これは他と比べると豪華なお土産で喜んでましたニコニコ

そしてやはり夫へのお土産はとてもおざなりになりがちです。

父のヘアブラシをあまり責められませんね💦

 

読んでくださってありがとうございました照れ

 

海外生活約17年の会社員。

現在家族5人で東南アジア在住。 

体調の悩みも増えてきた

団塊ジュニア世代です。