とと姉ちゃん | へちまブログ

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「とと姉ちゃん」が終わりました。あさイチの朝ドラ受けも聞いていませんし、ほかの方の感想も読んでいませんが、私は高畑充希ちゃんが好きで、楽しんで見ました。
自分が長女だからか、家族をととの代わりに支えなければという、常子のいじらしさと茶目っ気が好きでした。
ドラマ中盤から花山が出てきて、このドラマの一番大事な部分である雑誌創刊の話になります。マイペースで常子たちを叱咤する花山が面白かったですね。花山は戸惑うキャラではあるけれど、大変筋が通っていて気持ちが良い人です。
雑誌創刊の時の常子への語りも素晴らしかったけれど、亡くなる前に常子に「もし花山さんがいなくなったらどうすればいいんですか」と聞かれて、「迷ったときは君の肩に語りかけなさい。君に宿ってやるから。おい、花山、どうしたもんじゃろうのうって」
すごい愛。同志愛。涙があふれます。
玄関での「ありがとう」とばいばいがまた泣ける。こんなにも悲しいばいばいがあったろうか。
花山が亡くなり、月日が経っても常子はあまり老けていないように見えるけれど、人々の日々の暮らしを良くしようという二人の思いがとても結実した朝ドラでした。充希ちゃんの湖のような瞳と、頼りなさそうだけれど、前を向いて歩んでいく姿が素敵でした。もう会えないのは残念です。