【言う事を聞くのは誰か】


普通に仕事をしていると、

上が下に指示を出し、

下が言うことを聞く。

これがいわゆる「常識」だろう。


だが、これでは人は育たない。



一つ考え方を変えてみよう。


仕事の全てを「チカラ」に換算してみるのだ。

すると、様々なことがうまくいきはじめる。



例えば

経営者というのは

必ず持つチカラがある。

それは「決断」するチカラだ。


会社のお金を使うには

最終的にこのチカラが必要不可欠だ。


そして、

例えばトップ営業というのは

「売るチカラ」を持つし

技術責任者なら

「作るチカラ」を持つ。


この時、トップの役割とは、

こういったチカラを

最大限引き出す事だ。



そして重要なのは、

このチカラのうち「判断力」というのは、

経営的な視点と現実を変える現場視点の

2つの視点が無ければ持ち得ない。


つまり、

経営者は現場にいない以上、

どっちでもいいものをどちらかにする

「決断」はできたとしても

どちらを行う「べき」なのかという

「判断力」は

組織が大きくなり

現場がわからなくなるにつれて

弱まってしまう。


これは、どの会社でもどの組織でも言えることだ。


結果として、

この判断力というのを

販売サイドや技術サイドなど、

いわゆる「現場」が見えるところに

どれだけうまく持たせられるかが

円滑に物事を回す鍵になるわけだ。



では実際に

これが円滑に回っている状態を

イメージしてみよう。


常に部下から、

「〜をやるのに〜円使いたい、なぜならば〜

予想される効果は〜円で〜頃にその効果が現れる」

が上がってくる状態だ。


理想的ではなかろうか。


その中で経営者は、

やるものをやり、

やらないものはやらない。

と、するのもいいだろう。


はじめから予算上限と成果の下限を決め

報告だけ受けるのもいいだろう。


さて。この時に

この状態をはたから見たらどう見えるだろう?

「言う事をきいている」人間は

下だろうか。上だろうか。



忙しい経営者というのは、


1.プレイングマネージャーである

2.経営判断を分割移譲できないでいる

3.闇雲に無駄なことをしている


のどれか、もしくは複合の場合でしかない。


この内の1と3に関しては

自分一人でなんとかできる。


だが、2に関しては

それ相応の「仕組み」が必要になる。


この仕組みを元に

この風土が出来るまでは、

まともな提案はもちろん上がってこないが、

この風土を作らなければ、

どれだけ努力をしたところで

この理想が向こうからやってくる事は

絶対にない。