【人を育てるのは人ではない】

 

守破離、と言う言葉があるが、
これは、日本の「学ぶ姿勢」と
その「レベル」を言ったものだ。

 

「守」は
とにかく師匠の「型」を型通りに行う事。

 

「破」は
より良い「型」を生み出す事。

 

「離」は
師の型、生み出した型を意識せずとも体現できるレベルで、

その時その「型」から離れ、解放される。

 

 

ここで一つわかるのは、
日本人は古来から
何かを学ぶ時に
「人」から学ぶのではなく
「型」から学ぶという事だ。

 

 

さて。

近年の教育の風潮はどうだろう。
一言で言えば「How To」だ。
どうすれば出来るか。それだけだ。

 

これは、
守破離のことごとくを無視し、
その道の真髄に触れること無く、
ただ、真似事をしただけで出来る気になる、
というものになる。

 

この時に大事になるのは
簡単でわかりやすい「教え方」であり
それをうまく伝える「人」が
やたらとフォーカスされることになっているだろう。

つまり「How To」とは
「人」から学ぶのだ。

 

 

さて。
では人の成長とはなんだろう。

 

それは、たくさんの「How To」を
覚えて、出来る気になる事だろうか。

 

それとも、何かの道を深く知ることで
「型」の先にある「真髄」の中に
普遍的な本質を
見出していく事だろうか。

 

 

人を成長させるのは、
人ではなく
「その物自体」と
「その事自体」であり、


「物事」をより深く知ろうとするのが、
人がそもそも持つ「成長」の願望だ。

 

「型」はそれを効率よく体感するのに
最も効率的なわけだ。

これをうまく表しているのが
「守破離」だ。

 

 

つまり、

人を成長させるのは、
「物事」であり、
「人」ではないのだ。