【手間とは】

 

例えば、料理だ。

 

 

炒めもの系が苦手な人は、
大抵、余熱が甘い上に、
ずっとフライパンを
菜箸などで突付いている。

 

これをすると、
野菜は水が出てシャキシャキ感が無くなり、
肉は焼き色がつく前に
中まで火が入りすぎて固くなる。

 

簡単に言えば、料理は
「手」を入れるほど不味くなるのだ。

 

 

実際には、
余熱は火にかけて煙が出るまで
「放っておく」だけ。

 

肉や魚は、
基本返すのは一度で、
あとは触らず「放っておく」だけだ。

 

つまり、
「手」を出すよりも、
「間」を開けたほうが
旨くなるわけだ。

 

 

ちなみに、

「アク抜き」
「砂抜き」
「臭み取り」
「寝かす」
「休ませる」
「煮込む」

など、料理を旨くする動詞は
基本、手と手の「間」をあける、
極端に言えば
「放っておく」事を指すのが殆どなのだ。

 

 

人材教育や組織づくり、
仕事や子育て、人間関係も
大体同じことが言える。

 

 

いつまでも手を出し続け、
「放っておく」事が出来ないと、

 

野菜のようにべちゃべちゃになったり
肉のように硬くなったり
魚のように臭みが出たり身が崩れたり、


ようは素材(相手)を潰してしまい、
活かせなくなってしまう。

 

うまく行ってない人は、
案外これに陥っていたりする。

 

 

だが、翻ってみれば、
「手」数を減らし、
「間」をあけたほうが
自分も楽な筈だし、
その方が良い結果になる。


これは誰にとっても
美味しい結果になるわけだ。

 

それが
料理であっても、
人間関係であってもだ。

 

 

何事も

「手」の数よりも
「間」が重要なのだ。

 

 

「手間を惜しまない」というのは、
こういう事を言っているのではなかろうか。

 

 

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