桜井野の花さんの逮捕 | 黒服ワーク

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昨日桜井野の花さんが

無許可でキャバクラを

営業していたとして逮捕された

という報道を目にし本当か?と

目を疑ったのはきっと

私だけではないと思います

 

 

今回桜井さんが捕まる発端となった

『無許可』での営業と「名義貸し」

これ、実ははキャバクラでは

よくある話なんです

 


今回はその「名義貸し」について

ご説明します

 

 

書類上の社長と実質の経営権を握る者が

それぞれ別でいる理由は様々ですが

大抵ろくでもない理由に起因しています

 

過去に犯罪を犯した為

代表取締役にはなれないから

風営法に逆らい深夜営業を行いたいが

自分が捕まるのは怖いから

そして、いざ摘発された時に

A店が摘発され営業停止となっても

B店の社長、会社が別であれば

捕まらないので分けておく

 

 

特に今回のように書類上の

経営者となっていた方は

無許可で営業していたことを認めましたが

桜井さんは否認している、というのは

夜ではあるあるの話であり

桜井さんはひょっとすると

何か後ろめたい理由が

あったからこそ経営を誰かに

書類上は任せていたのかもしれません

 

 

私が一番最初に勤めていた

バビロングループでも

2つの店ごとに法人名が異なっていました

大抵同じ会社の店は

売上の良い店と悪い店の

組み合わせが多く税制上の

理由であることは明白でした

 

しかしそれより面白いのは

それぞれの会社の社長が

本社では雑用係として

働いているということです

 

 

その理由は社長というのは肩書だけで

実際の経営者は別に存在していたからです

 

 

彼らが社長と呼ばれ高級取りでありながらも

雑務を行うのは彼らも末端の雇われであり

もし店が深夜営業などの理由で摘発された時に

自分が指示し営業させていたと責任を全て

被るという重要な役目を担いつつも

普段はやることがないため本社で

雑務を行っているのでした

 

 

俗にいう「飼い殺し」

社長と呼ばれる雑用係の彼らは

弱みを握られ何かしらの理由で

真の社長に飼われていました

 

 

そんな懐かしくも下らない話を

桜井さんの報道を受けて

久々に思い出しました

 

 

プレイヤー兼社長を名乗っていた

彼女が何故書類上では経営者ではなかったのか

恐らくその背景には下らない

理由しかないでしょう

 

 

今回の騒動で騒がれていた

実年齢、名前、既婚か未婚など

これらは多くの夜職の人が偽っており

真実に何ら価値のないこの世界では

とるにたらない問題だと個人的に思っています

 

 

桜井さんがどうして

無許可で営業していたのか

名義貸しをしていた背景には何があるのか

多くの理由は未だに謎のままですが

恐らく内部告発、内輪もめが

発端ではないでしょうか

 

 

とはいえこれで夜職への向かい風

世の偏見は一段と

強くなったことに違いありません

 

 

有名だからといって

何もその人のなす事が全て

正しい訳ではないということが

今回よく分かりました

そして、まさか彼女が私の店の

前オーナーと同じように捕まるとは

心底驚かされました

 

 

いずれ彼女が釈放され月日が

流れた後に夜へふたたび

舞い戻るのか、それとも足を洗うのか

 

 

彼女がもし根からの夜の人であれば

前者を選ぶと思います

 

 

夜の商売は何ら間違ってはいないのに

それに従事する人があまりに多くの

過ちを犯す現状については

改善の必要性があると思います


そして、私が水商売を嫌う理由も

これに起因しています

 

 

彼女の逮捕は私だけではなく

多くの人にとって残念でしかありませんが

いずれ明かされる事実だけを受け止め

無意味に業界や身近な夜の人を

嫌ったり侮辱するようなことは

しないで欲しいです



悪いことばかりを際立って

報道される水商売ですが

そこで働く人々が皆悪人ではありません

どうぞ宜しくお願い致します