やる気の有無は果たして本人の問題か | 黒服ワーク

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キャバクラで働く黒服の仕事をご紹介しています

仕事、勉強、運動、趣味

それら全ての原動力ともいえるやる気

 

やる気の有無とは果たして

当人が問題なのか

上司の素質が問題なのか

管理職以上の方は一度は考えたことが

あるのではないでしょうか

 

 

自己啓発本などではやる気がさも

本人の習慣や行動、言葉によって

左右されるものだと書かれています



そして大抵は習慣化によって

やる気への依存をなくし

働くべきだと書かれています

 

 

私の偏見かもしれませんが

本人にやる気があれば物事はうまくいき

成績が悪いと本人にやる気がないからと

決めつける傾向は若い管理職よりも

年を経た人たちに多いです

 

 

私自身がプレイヤーや雇われである時には

仕事は貧しい自分にとって

生きる為に必要な条件と考えていたので

全力で働くことになんら疑問を

持ち合わせては居ませんでした

 

 

しかし、黒服として担当を持ち

部下を持つようになると

夜職にやってくる人たち

そして豊かな時代を生きる人々にとって

仕事とは自らの幸せを叶える為の

一つの手段でしかなく私にとって

仕事は今を生きる為に必ず必要な

ものでしたが多くの人たちとは

前提条件が大きくかけ離れていることに

気が付きました

 

 

そして気が付いたのは

「本人のやる気に依存した結果」

というのは所詮きれいごと

管理職の甘えでしかないということです

 

 

恐らく私はこの結論に至ったのは

私がこれまで身を置いてきた環境が

人を選べる側になかったということが一因です

 

 

大企業であれば数千人、数万人の

応募の中から人を選り分けることが出来ます

しかし、キャバクラはそうではありません

業界として常に人手不足であり

満足に人を選べる立場にありません


 

そんな従業員を満足には

選り分けられない夜職出身の私には

相手にビジュアルを求めることは出来ても

やる気までを求めることは出来ません

 

 

当人のやる気を前提にしていいのは

本当に限られた職種の人だけであり

当人のやる気の有無ではなく環境や

周囲の人たちによってやる気が変化する

というのが恐らく夜職に限らず

多くの職種の方の実情だと思います

 

 

 

私が見てきた「古い人々」は

決まって当人のやる気を

失敗の原因と考え相手にいつも

「やる気を出せ」といいます

 

 

ですが、やる気というものが

水道の蛇口をひねるが如く

出てくるのならやる気について悩む人が

これだけ現代に存在しては居ないはずです

 

 

やる気とは消耗品であり

その出どころは人によって大きく

異なっています

 

 

しかし、仕事場で仕事をする以上

仕事場にやる気を引き出す仕組みや

分け与えてくれる人がいることが

最も望ましいのだと思います

 

 

活気があるキャバクラでは

スタッフの表情が皆明るく快活です

そしてその背景には部下を

徹底的に労う上司がいます

彼らは日頃みえないところで

部下に一方的に献身ばかりを

求めるのはなく自らが率先して

部下を助けています

 

 

そして上司から部下への献身は

決して見返りを求めるものではなく

無償の愛によって行われています

 

 

上司とて見返りを求めていると

必ず献身にぼろが出てしまいます

 

 

上司とは誰よりも部下に尽くす者

それを理解し実践できる者こそ

部下から尽くされるのだと思います

 

 

上司からの献身と愛を受け

部下が上司を慕い思う心こそ

やる気の源泉だと思います

 

 

つまり、やる気の欠落というのは

上司と部下の信頼関係の欠落が

その一因であるといえます

 

 

私の言うことがきれいごとだとは

分かっています

 

 

しかし、人を選べる立場にない

職種に携わる人々にとって

部下よりも先に上司が尽くしさせすれば

やる気の有無なんて後から

どうにでもなります

 

 

何をするにしても選択肢が豊富で

物に溢れた豊かな時代を生きる人々を

理解し導く力こそ

『時代感覚』だと思います

 

 

最後にですが時代感覚の欠落した

根性系の化石系上司とうまくやる術は

恐らくありません

彼らは部下が心をすり減らそうとも

やる気の有無でことを片付けます


 

自らをすり減らす前に生きた化石の前から

立ち去り正しく自分を理解し

導いてくれる人と

出会える機会を求めましょう

 

 

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幸運な会社がきっとどこかにある筈です