講義中に話した通り、諸事情により来年度は編集・出版論1は他の方にお願いします。あ、それ以外の科目は基本同じですよ。
昨年度と同様な問題を出しているので、昨年度と同じような感想になるかと思いますが、あしからず。
問題1は 雑誌が企画されてから読者の手にわたるまでの過程を答える問題。
減点対象になったのは、広告にふれていない、取次にふれていないなどありましたが、一番多かったのは校正についてふれていなかったものでした。逆にふれているものの方が少なかったかな。
あまり少ないので校正じゃなくて「推敲」と書いているものも正解にしました。
さらに言えば「敲」の字が間違っていても見逃したよ。ふだん使う字じゃないしね。僧は敲く、月下の門、とか書かないもんね。
問題2は出版流通の問題点について。
キーワードとして「新書」を挙げたところ、これを新刊書の意味で用いた解答が多かった。返本と相殺させるために粗製乱造される本の中で、各種新書レーベルが特にひどい、ということを書いてほしかったのだが、おそらくみんな新書読まないから言葉になじみがないのね。
問題3は編集者が雑誌を企画する際の理想と現実。
昨年度も同じ問題を出したのだが、今年の方ができていたように思います。去年よりも重点をおいて説明したためかしらん。
問題4・5・6はいずれも電子書籍についての問題。去年よりも少し配点をたかくしました。
日本でいまひとつ普及しない理由、長所、短所、いずれもよくできていました。
ただ、ハードと電気が無い(バッテリーが切れる)と読めないという一番の短所を書いていない人がわりといたのは昨年と共通。当たり前すぎてうっかるするのでしょうか。
問題7は洋本と和本の違いについてですが、これが一番最近に話したからか、一番できてました。時間って残酷ですね。
問題8は広告の一覧から雑誌の想定読者を推測する毎年出しているもの。
(1)『With』
(2)『+DESIGNING』
(3)『ターザン』
(4)『カフェ&レストラン』
大まかに実際の想定読者とかぶるところがあれば正解としましたが、(1)と(4)を主婦向け雑誌としたのはいただけないので不正解または減点としております。
印象としては今まで一番できていたような。記憶違いではないと思います、たぶん。
来年度は担当しませんが、再来年度は今の編集・出版論1と編集企画とを合わせた科目を担当する予定なので、出版関係には目を配っていく所存でございます。
こんな特集号も出てますしね。
ユリイカ 2016年3月臨時増刊号 総特集◎出版の未来 出版社・書店・取次のリアル/青土社
