愛とお金どっち取る?
クライアントさまに許可を取ってシェアしますね。
Hさんは裕福なお家に生まれ、経済的な心配は無く育ちました。
けれど、3つ上のお姉さんがすでに小学生の頃から、「私は愛とお金なら絶対にお金を取るわ。」と豪語していらしゃったそうです。
Hさんはそれが嫌でたまりませんでした。
なので恋愛結婚でサラリーマンの男性と愛を選んで結婚されました。
「私は愛を選んだから幸せ」
そう思っていました。今もご主人のことは愛しているし、幸せ…
でも、ご主人が鬱になられました。ずっと専業主婦だったHさんは一生懸命働いてくれてたご主人に「しんどかったらお仕事辞めていいのよ。」と優しく言ってあげるのですが、自分も不安になるのでした。
お金の不安と言うのは根源的なもので、それは「死」への恐怖とリンクしているのです。
現代の日本、それも都会暮らしであればお金が無ければ何も出来ないようなシステムに組み込まれています。
セッションでは、Hさんのお姉さんとの関係性も見て行きました。
過去世からやカルマと、トラウマも存在していましたのでそれらは全てクリアリングしてヒーリングしますが、Hさんが涙ぐまれて、「本当は姉との関係性もよくしたいです。」とおっしゃいました。
「果たしてそれは本当ですか?」と私は尋ねて、Hさん自身も気づいていない深い無意識層の感情や声をお伝えしました。
・お姉さんの性格は変えれないこと
・お姉さん自身のカルマは本人でしか解消できないこと
・Hさん自身も常にいい子ちゃんぶってお姉さんと仲良くしたいと思う、叶わない幻想を作り上げ、そこにはまり込み悲劇のヒロインを演じてしまっていること
(性格の悪い姉でも許容しようとする性格のよい妹という幻想のドラマ)
・本当はお金を選んだ姉に私は愛を選んで幸せよと復讐しながら、全く許せておらず、まだ姉の亡霊を手放せずにいる
・愛とお金で自分が愛を選んだのでお金は求められないという思い込み
・もうすでに今の生活にお姉さんは全く関係ないこと
・全く意識が今と未来には向いておらず立ち止まったまま動けなくなっていること
などなど…
多くの人がハマってしまう、自分を被害者、相手を加害者にして自己責任を回避する幻想ですが、これをやり始めるといつまでたっても本当には幸せにはなれません。
Hさんの場合、お姉さんでしたが、よく親に対して復讐していらっしゃる方も多いです。
愛とお金、どちらもあっていいじゃないですか?
愛もお金もエネルギーです。
どちらもただ流れております。
Hさんは自分の能力、本当のパワフルさを結婚してから一度も出していません。
お母さまにも結婚する時に言われたそうです。
「あなたがサラリーマンの方と結婚すると決めたのだから、そのお給料の中でしっかりとやりくりしなさいよ。」
お母さまもごもっともな助言なのですが、Hさんのハートにはこの言葉もリフレインしていたそうです。
人の言葉とは素晴らしく生きる気力になる時もありますが、パワーや才能、エネルギーをダウンさせてしまう事もあります。
お金には苦労したことの無いHさんに取ってはお姉さんの言葉で、どちらか選択しなければならないもの、そして、お母さまの助言で、やりくりしなければいけないもの…という頭になってしまい、自分の才能や能力を開花させて、自分を表現してエネルギーを循環させて豊かさを受け取るという所には意識が全く向いておられませんでした。
無意識の層ではお姉さんに腹いせと復讐心が満載ですので、その恨み、怒りを解放しましょうねと言うと、最初こそ驚いておられましたが、腑に落ち、納得されました。
人は自分の汚い部分を見るのが辛いと自分を先にか弱き被害者に仕立て上げます。
これらは巧妙です。
だって無意識だから。
例えば、
「すみません、私が悪かったんです…」
「すみません、私のエネルギーが重くてご迷惑おかけしていませんか?」
などなど…
これらのような言葉にはどのように返答したらよいか本当に閉口してしまいます。
だって、本当には悪いとか、迷惑かけて申し訳ないとは思っていないのです。
これは無意識の層のお話をしています。
これらの言葉を無意識に常によく使っている人たちは、例えば礼儀だったり、はたまた、言い訳の自己防衛的な感覚でお使いになりますが、そのエネルギーはとても低くて気持ち悪いのです。
Hさんのお話に戻りますが、もういい大人なのだからお姉さんとの事はもういいという事、それを言い訳に使わず、自分の人生を自立したものに、責任が取れるような方向性へと導かなければなりません。
愛とお金、どちらが大切ですか?
そりゃ、愛じゃないですか!
でも、実際は愛だけでは生きてゆけないとみんな思いますよね?
ここで言う愛とは無条件の愛ではありませんね。
愛とはこの宇宙に存在するありとあらゆるものに普遍的に流れており、分けれません。
それらは体感のみが実在するもので、なのでその感じ方にも個人差があるのです。
ちゃぶ台を囲んでお茶漬けを家族で食べていても本当の愛を感じれ幸福な人もいれば、大きな屋敷でステーキを食べていても愛を1ミリも感じれてない不幸な人も存在します。
愛とお金、どっち?と分けないでください。
あなたが欲するものはすべて与えてくれるのが宇宙の豊かさです。
愛もお金も、パートナーも、結婚も、こどもも、仕事も…
あなたが欲するものは本当は何なのですか?
それが無意識と食い違っていると具現化しませんが、しかし、まずは、あなたが足りている幸せを見つめ直してみてください。
愛する夫がいる、こどもがいる、
仕事がある、友達がいる…
もし、何も感謝できることも、幸せも感じられないという人がいたならば、今、息を吸えていて、心臓が動いてくれていることに気づいて、ご自身の体に感謝してあげてください。
生きてるだけで丸儲け
Amaranaはさんまちゃんのこの言葉が大好きなのです。