先週末、千秋楽の仙台公演を観劇してきました。
ローマ帝国の若き皇帝カリギュラ(菅田将暉)は、最愛の妹を亡くし、姿を消す。
3日後に現れたカリギュラは豹変し、あらゆる民から財産の没収を宣言する。
それから3年後…
カリギュラは、残虐非道な行為の数々を繰り広げていた。
やがて貴族たちの怒りと恐れは、カリギュラを暗殺する事へ向かっていく。
カリギュラは状況を察知しながら止まることなく、さらに暴走を続け、不可能を手に入れるべく破滅へと進む…
狂気、冷酷、絶望、孤独、破滅といった言葉が浮かぶ中にも、愛、自由、儚さといった言葉も浮かんできて、そこには複雑な感情が渦巻き、溢れていて。
あっという間にカリギュラの世界に引き込まれ、長台詞、表現力、演技力には圧倒されっぱなしでした。
主演の菅田くん、そして菅田くんの周りを固める俳優さん方も素晴らしかったです。
あの場の空気感をどう表現したらいいのか…
理屈では理解できない曖昧な感じ…
ん〜、うまく言えなくてもどかしいけれど。
カーテンコールも何度も出てきてくれて、拍手が鳴りやまない中、菅田将暉くんの佇まいを観てたら、胸が熱くなりました。