サーフボードの保管は皆さんどうしておられるでしょうか。
車の中に入れっぱなしという人もいるかと思います。
冬はそれでもいいのですが、これからの季節は車の中は高温になります。
サーフボードの中身のフォームには空気が存在します。
周囲の気温が高くなると、その空気の体積が増えて膨張します。
電子レンジで袋物を加熱すると、膨れて破裂する現象と同じです。
サーフボードも同じで、膨張した空気は行き場を失って、剥離を誘発します。
これは休憩中に炎天下ボードを放置した場合にも同じ事が言えます。
炎天下の場合は特に濃い色は要注意です。
また、熱はツイストと呼ばれるねじれも引き起こします。
つまり、ツイストはねじれて左右のロッカーが変わってしまうので、微妙に性能が変わるとも言えると思います。
皆さんの環境にそれぞれ違いはあると思いますが、可能であればサーフボードは屋内で保管していただく方が長く使えると思います。
サーフィンに行く時以外、サーフボードをケースから出さない人もいると思います。
軽く拭いて水分が残ったまま、ハードケースに1週間保管。
カビが生えます。
くさいです。
このブログは男性の方しか見てないかもしれないので書きますが、女性のリペアのボードを預かった時です。
100%に近いくらいにカビくさいです。
どんな綺麗なお姉さんの板でもくさい。
おっさん、お前の加齢臭の方がくさいんじゃ💢と言われるかもしれません。
すみません、石鹸を選んだりして気をつけるようにいたします
汚い工場ですが、薬品、特にシンナー系ではなくスチレン系の匂いが充満している場所では、他所からの匂いには敏感になるからかもしれません。
ロングボードは、家の中でハードケースから出すということは難しいのかもしれませんが、できればケースから出して保管しておくのが望ましいです。
湿ったままだと、小傷から入った水は抜けにくくなります。
損傷が大きくなる原因だと思います。
また、年に数回はワックスを剥がして塗り替えをおすすめします。
傷の発見にもつながります。
スクレイパーだけでは薄くワックスが残るので、市販のリムーバーで拭き取るのがいいです。
僕は灯油でやっています。
灯油臭さは数時間で無くなります。
これは湿式と言われる方法です。
対して乾式。
ピックル、ピッコロ?
緑のナイロン布にチョークみたいな粉が入った市販のものを、スクレイパーである程度削り取ったところに擦り付けます。
湿式で取りきれなかったワックスが取れます。
私はパンストやナイロン製ソックスにフォームやサンディングの削りかす、粉を入れて擦ります。
見違えるほど綺麗になりますよ。
たまにはサーフボードのメンテナンスをしてあげてください。
気持ちの問題かもしれませんが、サーフィンに行かない時にボードをケースから出して触ってみることも上達の要素かもしれません。
イメトレにもなります。
好きこそ物の上手なれという言葉もあるように、道具を大切にして、常に想いを向けていればサーフィンの上達に近づくのではないかと思います。