・・・感動の伯方島(はかたじま)の次は大三島(おおみしま)へ音譜
大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)を目指します。

 

 

 



 


 

 

 

道の駅「伯方S・Cパーク」から伯方島ICを経て大三島IC、そして大山祇神社へ約20分の行程。

さて、その大山祇神社ですが、伊予国一宮で山の神・海の神・戦いの神として歴代の朝廷や武将から尊崇を集めた由緒ある神社です。
祭神は大山積神(おおやまづみのかみ)で、全国にある大山積神を祭る神社の総本社となります。

 

 




 


 

 

そして境内にはクスノキの古木が多数あり、38本が「大山祇神社のクスノキ群」の名称で国の天然記念物に指定されています。

その内の1本、日本最古のクスノキで「能因法師雨乞いの樟」です。樹齢3000年と言われており、18世紀に枯死し徐々に崩壊縮小していますが、今でも幹周10mもあります。
名称は1066年の大干ばつの際、能因法師がこの木に幣帛(へいはく)を掛け雨乞いを行ったことに由来します。





 


 

「乎千命(おちのみこと)御手植の楠」です。

樹齢2600年(伝承)。大山積神の子孫、乎千命の手植えとの伝承があり、名称はこれに由来しています。
やや枯れ枝が目立つものの、まだ生きています。





 


 

 

楠の古木の力強さを感じた後はしっかり参拝。そして例の如く御朱印拝受。
・・・うむ、少し斜めになって微妙な感じの字体ですあせる





 


 

 

また、この大山祇神社には源氏・平氏をはじめ多くの武将が武具を奉納して武運長久を祈った為、国宝・重要文化財の指定を受けた日本の武具類の約4割が集まっています。
なお、甲冑の保存は全国一で、中でも源義経奉納の国宝「赤糸威鎧(あかいとおどしよろい)」や、源頼朝奉納の国宝「紫綾威鎧(むらさきあやおどしよろい)」などが有名です。




















 


 

そんな充実の大山祇神社を後にし、隣の生口島(いくちじま)へ向かいました。なお、生口島は広島県尾道市に属します。
郵便ポストも瀬戸田レモンに因んででしょうか?レモン色に塗装されています。郵便局員の愚弟も興味津々でした(笑)





 


 

 

さて、生口島での最大の目的地「耕三寺」に到着です。
大山祇神社からは大三島IC、生口島南ICを経て30分程度の行程でした。

尾道市因島出身の極悪な知人一推しですが・・・何だかパチモンな雰囲気が漂っています。大丈夫でしょうかダウン
あの男、極悪なだけにボク等を嵌めて楽しんでいるような気もしますが果たして・・・

 

 




 


 

 

 

この耕三寺ですが、浄土真宗本願寺派の仏教寺院となります。
1936年(昭和11年)から伽藍の建立が始められた新しい寺院で、日本各地の古建築を模して建てられた堂塔が建ち並び「西の日光」とも呼ばれています。

 

 

日光東照宮陽明門を模した孝養門、平等院鳳凰堂を模した本堂など、多少、東武ワールドスクウェア感は否めないですが、中々良く造り込まれていますねグッド!





 


 

 

 

 

 

・・・千仏洞地獄峡です。

耕三寺ホームページによると、
「この洞窟は、浄土教の祖、源信和上の著された往生要集を視覚で体感してもらおうと造られたものです。
横洞350m、最深部15mの洞内は、富士山の溶岩と浅間山の焼石で岩組され、往生要集の十界の各場面の彫刻絵と四国今治市の石彫家、馬越三雄・正八親子作の石仏約千体を以て地獄と極楽を顕わしています。
地獄・極楽が日常生活から遊離した今日、あらためて見つめなおして下さい。」
との事。

・・・洞窟内は涼しくて心地よかったです。
また、千体ある石仏も圧巻でしたし、滝も素晴らしかったです。





 


 

そして洞窟を抜けると救世観音大尊像が音譜
1967年完成のコンクリート・漆喰併用の彫像で、総高15mもあり中々の迫力。法隆寺夢殿の御本尊「秘仏救世観音」が手本との事です





 


 

 

 

 

・・・未来心の丘です。
 
ウィキペディアによると、
「境内北方に位置する。広さ5000平方メートル、高低差は25メートル、イタリア・カッラーラ産の3000トンの大理石を用いた環境芸術。
丘の上から瀬戸田の町と瀬戸内海を見渡せ、丘全体には「毘沙門天」や「光明の塔」など、大小10あまりのモニュメントが点在する。彫刻家の杭谷一東が1988年から12年をかけて作り上げたという。」
との事です。

いや~・・・ガチで素晴らしい。
一体、このお寺を建立するにあたってどの位の費用が掛かっているのでしょうか?

・・・ナメていました。耕三寺恐るべしアップ
そして極悪!疑って悪かったな!




















 


 

 

大満足の耕三寺を後にし、瀬戸田サンセットビーチに立ち寄ります。
ここは愚弟の思い出の地です。

何でも20年程前、独り旅でこの地を訪れた際、周囲はリア充や沢山の幸せそうなファミリーで賑わう中、たった一人で海水浴を楽しんだとの事(笑)
うむ、瀬戸内のビーチを満喫して何よりですグッド!



・・・今治編に続く。