・・・2024年5月下旬、初夏の瀬戸内へ音譜

老母と愚弟を伴っての旅。
この初夏の家族旅行も今年で7年目となり、もはや我が家での恒例行事となっています。
 

 




 

 

 

そして今回は何と!寝台列車での旅となりますアップ
鉄道ファンのボクがごり押しした企画です。最後の定期運行寝台特急「サンライズ瀬戸」で横浜駅から高松駅へ向かいます。

このサンライズ瀬戸もいつまで運行されるかわかりません。

1998年の運行開始から既に30年近く経っていますので、車両の劣化でいつ廃止になってもおかしくありません。
そう言った背景もあり、今回は最後の寝台特急に乗ろう!という事に相成りました。





 


 

さて、このサンライズ瀬戸(出雲)のチケットは超入手困難です。
ボクも1か月前の発売開始日、会社を休んでみどりの窓口に並びました。

勿論インターネットからも購入可能ですが、今回は3人分ですのでみどりの窓口で10:00ジャストに購入、いわゆる10時打ちが確実です。
ただ基本、JR東日本では10時打ちを受けてくれないので、自らが列の順番等を調整し10:00ジャストに購入するしかありません。

ところがボクの前に並んでいた一般客がもたついていた為、10:02の対応になってしまいました。
そして駅員(若い女性)に入力シートを手渡します。

女「え~~っとっ、サンライズ瀬戸シングル2F海側車両中央付近3名・・・」
黒「・・・」
女「ムリですね!もう2分経過しています。多分、ノビノビ座席しか残っていませんよ~」
黒「そ、そんな!いいからさっさと入力続けてくださいよ!!」
女「・・・あっ!?残ってました!!1Fで離れ離れになりますけど良いですか??」
黒「お、お願いします!!!」
女「・・・確保出来ましたっ!」
黒「いや~・・・良かった。○○駅まで来た甲斐がありました!」
女「ちなみに・・・あっ!もう全席完売してる!」

10:05にはノビノビ座席以外は全席完売。
・・・まさに超プラチナチケットですあせる





 


 

 

そんなサンライズ瀬戸、車両の構造は東海道線等のグリーン車とほぼ同じ。2F席1F席へ向かう階段が車両両端にあります。
そして下の写真は1F部分です。車両中央に通路、両側に各個室といったレイアウト。これは2Fも同様です。





 


 

 

・・・ボクの部屋になります。1Fの山側です。
まあ、ボクは数年前にサンライズ出雲の2F海側に乗車した事があるので、今回は寝台列車自体が初めての愚弟にレアな平屋11号室、そして老母には海側を譲りました。

1F個室は2Fに比べてベッド周りのスペースが狭いですね。
ベッド脇の荷物置き場は幅が細く、エントランスも狭いので靴の履き替えがやや窮屈です。




 


 

ただ、部屋全体としては十分な広さがあり快適です。カプセルホテルを広くした感じです。
・・・何だか秘密基地チックな空間に心躍ります音譜





 


 

 

各個室には浴衣も用意されています。当然、毛布と枕も。
・・・枕はもみ殻入りでボク好みでした。

そしてコントロールパネルには室内灯やヒーター、音響関連のスイッチ、時計などが。また、鏡の横にはコンセントも備わっています。
なお、冷房の温度調節は出来ず、風向風量のみとなります。送風口を直に調節する方式で、自家用車のエアコン送風口と同じ感覚です。





 


 

・・・さて、乗車して数分。
だいぶ落ち着いたので車内探索へ音譜





 


 

 

 

トイレと洗面台は各車両ごとに2箇所。
なお、トイレは洋式となりますがウオシュレットではありません。





 


 

シャワールームは1編成2箇所ですが、1箇所はシングルデラックス宿泊者専用となる為、実質1箇所のみとなります。
因みに有料で330円となり、車内の自販機でシャワー券を購入すると使用できます。





 


 

5号車のノビノビ座席。2段式ですね。

通路と座席は間にカーテンがありますが、座席間は枕が隠れる程度の僅かな間仕切りしかありません。プライベートは全く保たれません。
・・・やはり個室が良いですねあせる






 


 

 

4号車のシングルデラックス(2F)とサンライズツイン(1F)です。
両個室共に数が少ない為、確保は至難の業です。





 


 

3号車の車端部にあるミニラウンジです。
自販機が備え付けられていますが、アルコール類は販売されていませんでした。非常に残念です。

このラウンジで愚弟と持参のアルコールで暫し歓談。
もちろん小声での会話です。ラウンジ隣はB寝台個室(ソロ)となりますので音漏れ厳禁です。










 


 

 

 

ミニラウンジでの歓談後は各自個室に戻ります。
そして遅い晩ごはん。当然、再度アルコール注入。

やはり寝台列車での晩酌は最高です音譜
車窓を流れる景色を、何も考えず酒を呑みながら眺める・・・まさに至福のひと時アップ





 


 

・・・しかし1F席はかなり低い位置に窓がありますね。
ホームにミニスカ女性が立っていたら・・・うむ、ヤバいですあせる

そうこうしている内に時刻は0:30、翌朝4:30に起床しサンライズを拝むべく就寝。
・・・リズミカルな振動が心地良いぐぅぐぅ










 


 

 

目覚めると5:00。
うっかり寝過ごしてしまい、朝の須磨海岸やサンライズの瞬間を逃してしまいましたダウン





 


 

 

岡山駅では名物のサンライズ瀬戸とサンライズ出雲の切り離し作業。
・・・早朝から凄い人だかりです。





 


 

 

 

岡山駅を発って暫く走ると、サンライズ瀬戸はゆっくり瀬戸大橋を渡ります。
いよいよ四国上陸、目的地の高松駅へは30分程度で到着です。










 


 

 

 

・・・そしてあっという間に高松駅に到着。

寝台列車の旅、老母も愚弟も大満足だったようです。
特に愚弟はリズミカルな揺れが奏功し、意外にもぐっすり眠れてかなり気に入った様子グッド!



・・・しまなみ海道大島&伯方島編に続く。