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01ボラ参加の動機(Enjoyゴルボラ!のトップ記事)

 

【Enjoyゴルボラ!】の目次

 

 

 

Ⅳ.ボランティア業務の種類

 

 20.カート・バッグ運搬補助

 

  ・「カートやバッグの運搬補助」は、選手の

   キャディバッグの運搬を意味します。

   運搬するのはホール間で、グリーンサイド

   (場合によってはグリーンのはるか手前)から

   次ホールのティまで運びます。

 

  ・通常キャディバッグは、キャディが担いだり、

   手引きカートや乗用カートを使って運んで

   います。

   「キャディを使用する」ことについては、

   ゴルフ規則10.3で定められていますが、

   「キャディは1人だけ(規則10.3a)」や

   「キャディができること(規則10.3b)」の制限が

   あります。

   また、ローカルルールでキャディ帯同を禁止

   したり制限することもできます。

   女子ステップアップツアーの試合では、

   帯同キャディは許されず1人のハウスキャディが

   3(4)選手の共用のキャディであったり、

   ボランティアがカート運転する試合では

   ノーキャディでのプレーになるのはその例

   です。

   また逆に試合進行をスムースにするため、

   キャディを付けなければならないという

   ローカルルールもあるようですが...。

 

  ・ゴルフ規則では、キャディ以外がキャディ

   バッグを運んでしまうと「キャディが2人」と

   なり、当該ホール(ホール間での違反は次の

   ホール)で選手に一般の罰(2打)が課せられます

   ので、ボランティアがキャディバッグを運ぶ

   こともできません。

   しかし、大会のローカルルールで定める

   ことで、ボランティアやアルバイト、ハウス

   キャディがキャディバッグを運ぶことができる

   ようになります。

 

  ・次に、キャディバッグに着目してホール間の

   移動バリエーションについて見てみましょう。

 

   <キャディ付きの場合>

 

    ①帯同キャディが担いで歩く。

     男女プロゴルフのレギュラーツアーでは

     一般的な風景です。

 

    ②帯同キャディが担いでスカイレーター

     (のようなもの)に乗って運ぶ。

     上記①と同じですが、上りのきつい

     ホール間ではスカイレーターなどの動く

     歩道に乗ります。

 

 

 

    ③帯同キャディが手引きカートに乗せて

     運ぶ。

     今では電動の手引きカートばかりですね。

     選手が所有しているもの、キャディの

     もの、ゴルフ場が所有しているものなど

     さまざまです。

     コロナ渦で普及が加速したのではない

     でしょうか。

 

 

    ④共用キャディが運転する乗用カートに

     乗せて運ぶ。

     女子のステップアップツアーで最も多い

     パターンですね。

     プレー中は乗車できない選手もホール間

     での乗車が認められる場合が多いよう

     です。

 

 

 

 

   <キャディなしの場合>

 

    ⑤選手が担いで歩く。(高校生の試合など)

 

 

 

    ⑥選手が手引きカートに乗せて歩く。

 

    ⑦キャディ業務をしない人(例えば

     ボランティア)が運転する乗用カートに

     乗せて運ぶ。

 

  ・今回の「カート・バッグ運搬補助」は、上記の

   ①(②)・③・(⑥)におけるキャディバッグ運搬の

   お手伝いです。

   業務名によってその内容は異なります。

 

    ①キャディバッグ運搬。

     キャディバッグのみが運搬の対象です。

     手引きカートは運搬しません。

 

    ②(手引き)カート運搬。

     手引きカートの運搬をしますが、選手や

     キャディの所有物である手引きカートは

     対象外となり、ゴルフ場の手引きカート

     だけが運搬の対象となることが多いと

     思います。

     電動の手引きカートが主流であること

     から、その使い方が機種ごとに多岐に

     わたることや手引きカートに損傷を与える

     リスクを回避するためだと思われます。

     また、まれにキャディバッグのみの運搬も

     対象となる場合がありますので、業務説明

     の際にどこまでが対象なのか、スタッフに

     よく確認するようにしましょう。

 

 

 

  [A] ゴルフ知識の必要度

 

   {不要}(ゴルフの知識は不要です。)

 

 

 

  [B] 主たる業務

 

   ①ボランティア本部で担当するホールが

    割り振られますから、最初の組が着く前に

    余裕を持って現着しましょう。

    現着予定時刻はスタッフが伝えてくれます。

 

   ②キャディ(帯同・ハウスキャディ)または選手

    からキャディバッグまたは手引きカートを

    預り、次のティまで運びます。

 

   ③次のティまで運んだら、クラブなどの盗難が

    発生しないようその場で見張っておきます。

    選手たちがやって来たら元のスタンバイ

    場所に戻ります。

    3サム(3選手)の場合は少なくとも3人の

    ボランティアが対応しますので、交替に

    運搬を行います。

    一度に2選手分を2人で運んでも、見張りは

    1人でよいでしょう。

 

   ④運搬補助の対象組が残っていなければ、

    現場を撤収してもよいと思われますが、

    それを判断する情報がなければ最終組通過

    するまでの業務になります。

 

 

 

  [C] コツ・気をつけること・面白み

 

   ①大会のペアリングに帯同選手かどうかを

    示す印が付いていることがあります。

    印が付いていなければハウスキャディが

    カートでキャディバッグを運んでいるので、

    運搬業務する必要があると判断できます。

    その他スタッフから運搬補助の対象となる

    資料がもらえることもありますが、担当

    キャディの最終確定が当日のスタート直前に

    なることも少なくなく、情報が得られない

    まま現場に向かうことになります。

    その場合は最終組が通過するまでの業務と

    なります。

 

   ②キャディバッグを担いでいるキャディで、

    「人任せにせず自分で運ぶ」という人は少なく

    ありません。

    一声かけて「不要」と言われたら、無理に

    預かろうとする必要はありません。

    この時はプロフェッショナルキャディの

    気概を感じる瞬間でもありますね。

    (もちろん別の理由もあると思いますが。)

 

   ③運搬補助で何よりも大切なことは、「無事に

    次のティでキャディに引継ぎ戻す」という

    ことです。

    運搬中にクラブやキャディバッグ、カートに

    損傷を与えてはいけませんし、運搬後の

    盗難もあってはいけません。

    ギャラリーがクラブなどに触れる事象も発生

    していますから、しっかりガード

    しましょう。

 

 

 

  [D] 余裕があれば(必要に応じて)して

     ほしい業務

 

   ・カート・バッグ運搬補助の対象となる選手の

    数は多くありませんから、業務量的には

    少なく時間にも余裕があります。

    全く運搬補助業務を必要としない組も

    たくさんあります。

    そのような時は積極的に以下の業務を手伝い

    ましょう。

 

   ①選手プレー時のギャラリー静止。

    自分の周辺にギャラリー整理のボランティア

    やスタッフがいない場合で、選手のプレーに

    影響を与えそうな状況であれば、

    ギャラリーを静止します。

    誰も動いていない状況で静止のために(毎回)

    手を挙げることは、むしろしない方がよいと

    感じます。

 

   ②選手の動線確保。

    グリーンホールアウト後、次ホールへ移動

    する際にギャラリーを制限して、選手の

    通り道を確保します。

 

   ③ローピングや杭の抜き差し。

    選手のアプローチショット時にローピングが

    邪魔になる場合があります。

    周辺にボランティアやスタッフがいない

    場合は、杭を抜いたり刺し戻したりを

    行いましょう。

    抜いた杭の放置は、後続組の選手のプレー

    への影響や観戦エリアの乱れ、杭による

    ギャラリーのケガなどの恐れがあります。

 

 

 

  [E] しないほうがよい行動・するべきでは

     ない行動

 

   ①選手のキャディバッグを運ぶ業務ですが、

    運搬に必要な部分以外は絶対に触れない

    ようにしましょう。

 

 

 

    また、道具に感心がある人でもクラブを

    のぞき込んだりするのはやめましょう。

    「のぞき」はちょっとかっこ悪いですよね。

 

 

 

 ・次回は「バッグ保管係業務の内容」について

  記載します。

 

 

●これまで経験してきたゴルフボランティア活動で見て

 聴いて体験したことをなるべく初心者目線で記載して

 います。

 また、「こんなボランティアになれたらいいな。」という

 個人的に考える「あるべき姿」も少し記載したいと

 思います。

 記載内容に誤りがあったり、経験者の方からの

 ご意見なども伺いたいと思いますので、このブログの

 コメント欄または以下のアドレスまで連絡を

 いただけると幸いです。

   golfvolusherpasince20230210@gmail.com